間質性肺炎に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、同じ記号の( )内に…

人体の働きと医薬品 第79問

間質性肺炎に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入る。間質性肺炎は、肺の中で( a )と毛細血管を取り囲んで支持している組織(間質)が、炎症を起こしたものであり、発症すると、( a )と毛細血管の間のガス交換効率が低下して血液に酸素を十分取り込むことができず、体内は低酸素状態となる。そのため、息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、空咳(痰の出ない咳)、発熱等の症状を呈する。一般に、医薬品の使用開始から( b )程度で起きることが多く、悪化すると( c )に移行することがある。

正答 (5)
正答は (5)。a は肺胞、b は1〜2週間、c は肺線維症です。 【(a)肺胞 ―― ガス交換をする場所】 間質性肺炎は、肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織(間質)が炎症を起こしたものです。 ガス交換が行われるのは肺胞と毛細血管の間ですから、ここが答えになります。気管支は空気の通り道であって、ガス交換の場ではありません。問題文の後半に「(a)と毛細血管の間のガス交換効率が低下して」とありますので、そこから肺胞だと確定できます。 【(b)1〜2週間 ―― 発症までの期間】 間質性肺炎は、一般に、医薬品の使用開始から1〜2週間程度で起きることが多いとされています。「1〜2時間」では速すぎます。
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副作用が現れるまでの期間は、しばしば数値で問われますので、まとめて確認しておきましょう。 間質性肺炎 …… 使用開始から1〜2週間程度 薬疹 …… 使用後1〜2週間で起きることが多い(長期使用後に現れることもある) 皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症 …… 使用開始後2週間以内が多い(1か月以上経ってからのこともある) 無菌性髄膜炎 …… 多くの場合、発症は急性 【(c)肺線維症 ―― 悪化した先の状態】 間質性肺炎が悪化すると、肺線維症に移行することがあります。間質の炎症が続くと、その組織が硬く線維状に変化してしまい、元に戻らなくなる状態です。 喘息は、気管支が狭くなって起こる別の副作用ですので、ここには当てはまりません。 【間質性肺炎の見分け方】 間質性肺炎の症状は、息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、空咳(痰の出ない咳)、発熱です。特に空咳が特徴的で、かぜや気管支炎と間違えやすい点が重要です。 通常の呼吸困難との違い …… 必ずしも発熱は伴わないこともある 見分けにくさ …… かぜや気管支炎の症状と区別が難しい 対応 …… 医薬品の使用を中止して、医師の診療を受ける 息切れは、運動したときだけでなく、安静時にも生じます。「階段を上ったときだけ苦しい」のではなく、じっとしていても苦しい、という訴えがあれば注意が必要です。 なお、間質性肺炎を起こすことが知られている代表的なものとして、小柴胡湯があります。特にインターフェロン製剤で治療を受けている人では、間質性肺炎の副作用が現れるおそれが高まるため、小柴胡湯の使用を避ける必要があります(添付文書では「相談すること」に記載されます)。あわせて覚えておいてください。

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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