1~5の事項のうち、一般用医薬品の役割として誤っているものはどれか。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第14問
1~5の事項のうち、一般用医薬品の役割として誤っているものはどれか。
- (1)生活習慣病の治療
- (2)健康の維持・増進
- (3)軽度な疾病に伴う症状の改善
- (4)健康状態の自己検査
- (5)生活の質(QOL)の改善・向上
正答 (1)
正答は (1)。生活習慣病の治療は、一般用医薬品の役割として誤っています。
【一般用医薬品の役割】
一般用医薬品の役割は、次の6つとされています。
軽度な疾病に伴う症状の改善
生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防(科学的・合理的に効果が期待できるものに限る)
生活の質(QOL)の改善・向上
健康状態の自己検査
健康の維持・増進
その他保健衛生
このうち、生活習慣病に関して挙げられているのは「症状発現の予防」であって、「治療」ではありません。ここが選択肢 (1) の誤りです。
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【なぜ「治療」ではないのか】
生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症など)は、医師の診断と継続的な治療を必要とする病気です。一般の生活者が自らの判断で市販薬を使って治すものではありません。
一般用医薬品の定義を思い出してください。一般用医薬品とは、「医薬品のうち、その効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであって、薬剤師その他の医薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの」です。
人体に対する作用が著しくないものですから、生活習慣病を治療できるほどの効き目は、そもそも想定されていないわけです。
同じ理由で、医師等の診療によらなければ一般に治癒が期待できない疾患(がん、心臓病等)に対する効能効果は、一般用医薬品においても要指導医薬品においても認められていません。
【あわせて押さえること】
「症状発現の予防」に科学的・合理的に効果が期待できるものに限るという限定が付いている点も、出題されます。この限定を省いた選択肢は誤りです。
また、一般用医薬品で対処できる範囲についても確認しておきましょう。
対処できる範囲 …… 軽度な体調の不良や疾病の初期段階
受診を勧めるべき場合 …… 症状が重いとき、一定期間・一定回数使用しても症状の改善がみられないとき、原因がはっきりしないとき
乳幼児や妊婦等では、通常の成人の場合に比べ、一般用医薬品で対処可能な範囲は狭いという点も重要です。
なお、一般用医薬品の効能効果は、一般の生活者が判断できる症状(胃痛、胸やけ、むかつき、もたれ等)で表現されます。これに対し、医療用医薬品では通常、診断疾患名(胃炎、胃・十二指腸潰瘍等)で示されます。この違いも頻出です。
出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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