適切な医薬品選択と受診勧奨に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第15問
適切な医薬品選択と受診勧奨に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 一般用医薬品を一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられない又は悪化したときには、医療機関を受診して医師の診療を受ける必要がある。b 購入者等が医薬品を使用する状況は随時変化する可能性があるため、販売数量は一時期に使用する必要量とする等、販売時のコミュニケーションの機会が継続的に確保されるよう配慮することが重要である。c 一般用医薬品には、スポーツ競技者が使用したとしてもドーピングに該当する成分は含まれていない。d 一般用医薬品は、すぐに使用する必要に迫られて購入されるとは限らず、家庭における常備薬として購入されることも多いことから、その販売等に従事する専門家においては、購入者側の状況の把握に努めることが望ましい。
- (1)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (2)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
- (3)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
- (5)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
正答 (2)
正答は (2)。組み合わせは a 正、b 正、c 誤、d 正 です。
【(a)正しい ―― 改善しなければ受診を勧める】
一般用医薬品を一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられない、または悪化したときには、医療機関を受診して医師の診療を受ける必要があります。記述のとおりです。
一般用医薬品で対処できるのは、軽度な体調の不良や疾病の初期段階までです。それを超える場合には、受診を勧めることが正しい対応になります。
【(b)正しい ―― 販売数量への配慮】
購入者等が医薬品を使用する状況は随時変化する可能性があるため、販売数量は一時期に使用する必要量とする等、販売時のコミュニケーションの機会が継続的に確保されるよう配慮することが重要です。記述のとおりです。
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大量にまとめ売りしてしまうと、その後、購入者と顔を合わせる機会がなくなります。次に来店したときにまた話ができるようにしておくことが、適正使用につながる、という考え方です。
濫用等のおそれのある医薬品について、原則として1人1包装単位とすることとされているのも、同じ発想に基づいています。
【(c)が誤り ―― ドーピングに該当する成分もある】
一般用医薬品にも、スポーツ競技者が使用した場合にドーピングに該当する成分を含んでいるものがあります。「含まれていない」は誤りです。
そのため、スポーツ競技者から相談があった場合には、専門知識を有する薬剤師等に確認するよう勧めるなどの対応が必要です。
身近な例として、かぜ薬や鎮咳去痰薬に配合されるエフェドリン類(メチルエフェドリン、プソイドエフェドリン等)が挙げられます。これらは交感神経を刺激する作用をもつため、競技によっては禁止物質に該当します。
【(d)正しい ―― 常備薬として買われることもある】
一般用医薬品は、すぐに使用する必要に迫られて購入されるとは限らず、家庭における常備薬として購入されることも多いことから、その販売等に従事する専門家においては、購入者側の状況の把握に努めることが望ましいとされています。記述のとおりです。
今すぐ使うのか、備えとして買うのかによって、伝えるべきことが変わります。すぐ使う場合は症状の確認が中心になりますし、常備薬なら保管方法や使用期限についての助言が重要になります。
【販売時に確認すべき事項】
最後に、確認すべき基本的な事項をまとめておきましょう。
何のためにその医薬品を購入しようとしているのか(購入者等のニーズ、購入の動機)
その医薬品を使用するのは情報提供を受けている当人か、又はその家族等か
その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるか
その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか
その医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるか
その医薬品を使用する人が相互作用や飲み合わせで問題を生じるおそれのある他の医薬品や食品を摂取していないか
その医薬品がすぐに使用される状況にあるか
症状等がある場合、その症状等はいつ頃から現れ、その原因や患部等の特定はなされているか
(d)の内容は、このうち「すぐに使用される状況にあるか」に対応しています。
出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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