呼吸器官に作用する薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。…
主な医薬品とその作用 第29問
呼吸器官に作用する薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)メチルエフェドリン塩酸塩は、交感神経系への抑制作用によって、心臓血管系や、肝臓でのエネルギー代謝等にも影響が生じることが考えられる。
- (2)グアイフェネシンは、気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示し、痰の切れを良くする。
- (3)ノスカピンは、モルヒネと同じ基本構造を持ち、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれる。長期連用や大量摂取によって倦怠感や虚脱感、多幸感等が現れることがあり、薬物依存につながるおそれがある。
- (4)キョウニンは、バラ科のヤマザクラ又はカスミザクラの樹皮を基原とする生薬で、去痰作用を期待して用いられる。
正答 (2)
正答は (2)。正しいのはこれです。
グアイフェネシンは、気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示し、痰の切れを良くする去痰成分です。同じ作用の成分に、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウム等があります。
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。メチルエフェドリン塩酸塩などのアドレナリン作動成分は、交感神経系への「刺激」作用によって、心臓血管系や肝臓でのエネルギー代謝等にも影響が生じることが考えられます。「抑制作用」は誤りです。心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能亢進症の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがあります。
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(3) 誤り。モルヒネと同じ基本構造を持ち、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれるのは、コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩です。ノスカピンは非麻薬性鎮咳成分とも呼ばれます。
(4) 誤り。バラ科のヤマザクラ又はカスミザクラの樹皮を基原とし、去痰作用を期待して用いられるのはオウヒです。キョウニンはバラ科のホンアンズ、アンズ等の種子を基原とする生薬で、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示すとされます。
【覚え方】
同じバラ科でも「サクラの樹皮=オウヒ(桜皮)」「アンズの種子=キョウニン(杏仁)」と、漢字で考えると区別しやすくなります。
出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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