油圧系統の特徴について誤りはどれか。…

航空工学 第12問

油圧系統の特徴について誤りはどれか。

正答 (4)
正答は (4)。油圧系統は過負荷に対する安全性が高いです。 【過負荷に強い理由】 油圧系統にはリリーフ・バルブが組み込まれています。 系統内の圧力が設定値を超える  ↓ リリーフ・バルブが開く  ↓ 作動液がリザーバへ逃げる  ↓ それ以上圧力が上がらない 過大な力がかかっても、系統が壊れる前に圧力が逃げます。これは機械的なリンク機構にはない利点です。 【(4)の前半は正しい】 「遠隔操作が容易である」という部分は正しい記述です。 パイプを通せば、力を離れた場所へ自在に伝えられます。操縦室から翼端の舵面まで、太いロッドを通さずに力を届けられるのが油圧の強みです。
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誤っているのは後半の「過負荷に対しては安全性が低い」だけです。 【(1)は正しい ―― 軽くて力が出る】 液体は圧縮されにくいため、小さな装置で大きな力を伝えられます。 装置重量の割に大きな力と動力が得られる 制御しやすい 電動や空気圧と比べて、重量あたりの出力が優れています。 【(2)は正しい ―― 短所もある】 接続箇所で作動液が漏れやすい 作動液が燃える危険がある 整備に手数がかかる パイプの継ぎ目が多いほど漏れの可能性が増えます。また作動液は可燃性のものが多く、高温部にかかれば火災の原因になります。 【(3)は正しい ―― 応答が速い】 液体は圧縮されにくいので、入力がほとんど遅れずに出力側へ伝わります。 運動方向の制御が容易 応答速度が速い 空気圧系統では空気が圧縮されるため、どうしても応答に遅れとばねのような柔らかさが出ます。精密な操作が求められる操縦系統に油圧が使われるのはこのためです。 【油圧と空気圧の使い分け】 油圧 …… 操縦系統、脚、ブレーキ       (大きな力、正確な制御が必要) 空気圧 …… 与圧、空調、防除氷、エンジン始動       (大量の空気を扱う。漏れても無害) 漏れたときに何が起こるかが、使い分けの一つの基準です。

出典:令和5年3月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空工学 問12(国土交通省 公表)出典元ページ

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