総重量330,000lbs、重心位置が基準線後方700inchにある飛行機で、後方貨物室(基準線後方1,500inch)…
航空工学 第20問
総重量330,000lbs、重心位置が基準線後方700inchにある飛行機で、後方貨物室(基準線後方1,500inch)に900lbsの追加搭載をすることになった。重心位置を移動させないためにC区域(基準線後方1,200inch)の乗客を、A区域(基準線後方400inch)とB区域(基準線後方800inch)へ移動させるときの人数を求めよ。ただし、乗客一人の重量は150lbsとする。
- (1)A区域へ2名、B区域へ10名の移動
- (2)A区域へ5名、B区域へ2名の移動
- (3)A区域へ4名、B区域へ5名の移動
- (4)A区域へ6名、B区域へ2名の移動
正答 (2)
正答は (2)。A区域へ5名、B区域へ2名の移動です。
【条件の整理】
総重量 330,000lbs / 重心 基準線後方700inch
後方貨物室(1,500inch)に900lbsを追加
C区域(1,200inch)の乗客を
A区域(400inch)とB区域(800inch)へ移動
乗客1人 150lbs
【重心を動かさないための条件】
重量が900lbs増えるので、重心を700inchに保つには、総モーメントもそれに見合って増えなければなりません。
必要なモーメント増 = 900 × 700 = 630,000
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【実際のモーメント変化】
貨物の追加 …… 900 × 1,500 = +1,350,000
A区域へ a 名 …… 150a ×(400 - 1,200)= -120,000a
B区域へ b 名 …… 150b ×(800 - 1,200)= -60,000b
【式を立てる】
1,350,000 - 120,000a - 60,000b = 630,000
120,000a + 60,000b = 720,000
両辺を60,000で割って
2a + b = 12
【選択肢を確かめる】
(1)a=2、b=10 → 4 + 10 = 14 ✕
(2)a=5、b=2 → 10 + 2 = 12 ○
(3)a=4、b=5 → 8 + 5 = 13 ✕
(4)a=6、b=2 → 12 + 2 = 14 ✕
【A区域はB区域の2倍効く】
A区域はC区域から800inch前方、B区域は400inch前方です。移動距離が2倍なので、1人あたりのモーメント効果も2倍になります。これが「2a+b」という式の意味です。
人数の合計ではなく、前へ動かす距離まで含めた効き目で考えるのが要点です。
出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空工学 問20(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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