放射線業務従事者の被ばく限度として、労働安全衛生関係法令上、正しいものは次のうちどれか。…

関係法令 第13問

放射線業務従事者の被ばく限度として、労働安全衛生関係法令上、正しいものは次のうちどれか。ただし、放射線業務従事者は、緊急作業には従事しないものとし、また、被ばく限度に関する経過措置の適用はないものとする。

正答 (2)
正答は (2)。眼の水晶体の等価線量の限度は、5年間につき100mSv及び1年間につき50mSvです。 【被ばく限度のまとめ】 実効線量   男性等  5年間100mSv かつ 1年間50mSv   女性   3か月間5mSv(上に加えて) 等価線量   眼の水晶体 5年間100mSv かつ 1年間50mSv   皮膚    1年間500mSv   妊娠中の腹部表面 妊娠と診断されてから出産までに2mSv 【ほかの選択肢】 (1) 男性の実効線量 → 「5年間250mSv及び1年間100mSv」は誤り。
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  5年間100mSv及び1年間50mSv (3) 皮膚の等価線量 → 「1年間300mSv」は誤り。500mSv (4) 女性の実効線量 → 「1か月間5mSv」は誤り。3か月間5mSv (5) 妊娠中の腹部表面 → 「妊娠中3mSv」は誤り。2mSv 【眼の水晶体が実効線量と同じ値なわけ】 水晶体は、確定的影響(白内障)を起こす 以前は1年間150mSvでしたが、従来考えられていたよりも低い線量で白内障が起こることが分かり、5年間100mSv及び1年間50mSvに改められました。 結果として、実効線量の限度と同じ数値になっています。全身への影響を表す実効線量と、水晶体という一つの組織の等価線量が同じ値で規制されている。それだけ水晶体が弱いということです。 【皮膚が500mSvと高いわけ】 皮膚は入れ替わりが早く、回復しやすい 紅斑が出るしきい線量は約3Gy(3000mSv)で、他の組織より高めです。 【女性だけ3か月で区切るわけ】 妊娠に気づく前の胎児を守るため 妊娠の初期は、本人も気づいていないことがあります。年単位で管理していては、その間に多く被ばくしてしまうおそれがあります。 【妊娠中の2mSv】 守る相手は胎児 胎児は分裂の盛んな細胞のかたまりで、放射線感受性が非常に高い。だから、けた違いに厳しい値になっています。 【5年間と1年間の二重の縛り】 5年で100mSv = 平均すると年20mSv ある年に多く受けることもあるので、1年50mSvという上限も別に設けています。

出典:エックス線作業主任者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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