エックス線作業主任者に関する次の記述のうち、労働安全衛生関係法令上、正しいものはどれか。…
関係法令 第14問
エックス線作業主任者に関する次の記述のうち、労働安全衛生関係法令上、正しいものはどれか。
- (1)エックス線作業主任者は、エックス線装置を用いて放射線業務を行う事業場ごとに1人選任しなければならない。
- (2)診療放射線技師免許を受けた者又は原子炉主任技術者免状若しくは第一種放射線取扱主任者免状の交付を受けた者は、エックス線作業主任者免許を受けていなくても、エックス線作業主任者として選任することができる。
- (3)エックス線作業主任者は、その職務の一つとして、作業場のうち管理区域に該当する部分について、作業環境測定を行わなければならない。
- (4)エックス線作業主任者は、その職務の一つとして、外部放射線を測定するための放射線測定器の校正を行わなければならない。
- (5)エックス線作業主任者を選任したときは、作業主任者の氏名及びその者に行わせる事項について、作業場の見やすい箇所に掲示する等により、関係労働者に周知させなければならない。
正答 (5)
正答は (5)。エックス線作業主任者を選任したときは、氏名及びその者に行わせる事項について、作業場の見やすい箇所に掲示する等により、関係労働者に周知させなければなりません。
【ほかの選択肢】
(1) 「事業場ごとに1人」ではない。管理区域ごとに選任
する
(2) 診療放射線技師や原子炉主任技術者等であっても、エックス線
作業主任者免許が必要
(3) 作業環境測定は、作業主任者の職務ではない
(4) 放射線測定器の校正も、作業主任者の職務ではない
【エックス線作業主任者の職務(電離則第47条)】
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・管理区域・立入禁止区域の標識が規定どおり設けられるように
措置する
・照射筒・しぼり・ろ過板が適切に使用されるように措置する
・間接撮影・透視・透過写真撮影のときの措置(第12条・第13条・
第18条の2)を講ずる
・線量ができるだけ少なくなるように照射条件等を調整する
・警報装置等(第17条第1項)の措置を点検し、異常があれば直ちに
必要な措置を講ずる
・照射開始前・照射中、立入禁止の場所に労働者が立ち入って
いないことを確認する
・放射線測定器が規定どおり装着されているかを点検する
・作業の方法を決定し、放射線業務従事者を指揮する
→ いずれも「その現場で、その作業について行うこと」
【(3)(4)が職務でないわけ】
作業環境測定 一定の周期で、決められた方法により行う
測定器の校正 専門の設備で、基準線源を用いて行う
どちらも現場の指揮とは別の仕事です。測定器について作業主任者が行うのは、放射線測定器が規定どおり装着されているかの点検であって、校正ではありません。
装着の点検は身に着け方を確かめること、校正は器械の目盛りを合わせること。別の作業です。
【(1)が誤りなわけ】
エックス線作業主任者は、管理区域ごとに選任する(電離則第46条)
一つの事業場に管理区域が複数あれば、それぞれに選任が必要です。「事業場ごとに1人」という決まりはありません。
【(2)が誤りなわけ】
免許は、それぞれの業務に対応している
診療放射線技師免許は医療の資格、放射線取扱主任者免状は放射性同位元素等規制法の資格です。労働安全衛生法上のエックス線作業主任者としては、専用の免許が要ります。
【周知の方法】
作業場の見やすい箇所に掲示する等
知らせるべき相手は、一緒に働く労働者です。誰の指示に従えばよいかが分かっていなければ、意味がありません。労働基準監督署長への報告は不要です。
出典:エックス線作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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