次のAからDの放射線影響について、その発症にしきい線量が存在するものの全ての組合せは(1)~(5)のうちどれか。…

エックス線の生体に与える影響に関する知識 第39問

次のAからDの放射線影響について、その発症にしきい線量が存在するものの全ての組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 白血病B 永久不妊C 皮膚炎D 胎児奇形

正答 (5)
正答は (5)。B,C,D にしきい線量が存在します。 【しきい線量があるもの(確定的影響)】 B 永久不妊 C 皮膚炎 D 胎児奇形 【しきい線量がないもの(確率的影響)】 A 白血病 がん・白血病・遺伝的影響が確率的影響で、それ以外が確定的影響です。 【なぜ確定的影響にしきい値があるのか】 細胞がある程度以上死なないと、組織の働きが目に見えて落ちない 体には予備の細胞があり、多少が失われても働きは保たれます。一定数を超えて失われて初めて症状が出る。これがしきい値です。
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【主なしきい線量(急性、参考値)】 永久不妊(男性)  約6Gy 永久不妊(女性)  約3Gy 皮膚の紅斑     約3Gy 胎児の奇形     約0.1Gy 白内障       約0.5Gy 【胎児奇形が確定的影響なわけ】 器官が作られる時期(器官形成期)に、細胞がまとまって失われることで起こる 一定数の細胞が失われなければ、器官は正常に作られます。だからしきい値があります。ただし0.1Gyと、他の確定的影響よりずっと低い値です。 なお、胎内被ばくによる小児がんは確率的影響です。同じ胎児への影響でも、奇形と発がんは分類が違います。 【白血病が確率的影響なわけ】 がんの一種 一個の細胞の突然変異から始まるとされ、どんなに少ない線量でも確率はゼロにならないという前提で扱われます。 【迷ったら】 がん・白血病・遺伝的影響 → 確率的 それ以外         → 確定的 「不妊」「炎」「奇形」「白内障」「脱毛」といった言葉が出てきたら、確定的影響です。

出典:エックス線作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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