エックス線装置を取り扱う放射線業務従事者が管理区域内で受ける外部被ばくによる線量を測定するために放射線測定器を装着する全…
関係法令 第13問
エックス線装置を取り扱う放射線業務従事者が管理区域内で受ける外部被ばくによる線量を測定するために放射線測定器を装着する全ての部位として、労働安全衛生関係法令上、誤っているものは次のうちどれか。
- (1)最も多く放射線にさらされるおそれのある部位が手指であり、次に多い部位が腹・大腿部である女性の放射線業務従事者(妊娠する可能性がないと診断されたものを除く。) …… 腹部及び手指
- (2)最も多く放射線にさらされるおそれのある部位が腹・大腿部であり、次に多い部位が手指である女性の放射線業務従事者(妊娠する可能性がないと診断されたものを除く。) …… 腹部のみ
- (3)最も多く放射線にさらされるおそれのある部位が頭・頸部であり、次に多い部位が腹・大腿部である男性の放射線業務従事者 …… 胸部及び頭・頸部
- (4)最も多く放射線にさらされるおそれのある部位が胸・上腕部であり、次に多い部位が手指である男性の放射線業務従事者 …… 胸部のみ
- (5)最も多く放射線にさらされるおそれのある部位が手指であり、次に多い部位が頭・頸部である男性の放射線業務従事者 …… 胸部及び手指
正答 (5)
正答は (5)。これが誤りです。
最も多く放射線にさらされるおそれのある部位が手指であり、次に多い部位が頭・頸部である男性の場合、装着すべき部位は胸部、頭・頸部及び手指の3か所です。「胸部及び手指」では足りません。
【装着部位の決め方】
① 男性は胸部、女性は腹部に必ず装着する
② 最も多く被ばくするおそれのある部位が①と異なれば、
そこにも装着する
③ 頭・頸部、胸・上腕部、腹・大腿部のうち最大となる部位が
①と異なれば、そこにも装着する
【(5)を当てはめる】
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① 男性 → 胸部
② 最も多いのは手指 → 胸部と違うので手指にも装着
③ 三部位のうち最大は頭・頸部 → 胸部と違うので装着
→ 胸部、手指、頭・頸部の3か所
選択肢は手指までしか挙げておらず、頭・頸部が抜けています。
【③の三部位が別枠なわけ】
実効線量を算定するとき、体幹部の線量分布が要る
手指や足首は、実効線量の計算式には入りません。体幹部の中でどこが最大かを別に押さえておく必要があるのです。
【ほかの選択肢】
(1) 女性。最も多い手指、次が腹・大腿部
→ 腹部(基本)+ 手指 → 腹部及び手指 正しい
(2) 女性。最も多い腹・大腿部、次が手指
→ 腹・大腿部は腹部と同じ扱い。手指は「次」なので不要
→ 腹部のみ 正しい
(3) 男性。最も多い頭・頸部、次が腹・大腿部
→ 胸部 + 頭・頸部 → 胸部及び頭・頸部 正しい
(4) 男性。最も多い胸・上腕部、次が手指
→ 胸・上腕部は胸部と同じ扱い → 胸部のみ
正しい
【(2)と(5)の違い】
(2) 最も多いのが腹・大腿部(基本部位と同じ) → 1か所
(5) 最も多いのが手指(基本部位と違う) → 3か所
手指が「最も多い」かどうかで、扱いが変わります。「次に多い」だけなら、手指に装着する必要はありません。
【女性の基本部位が腹部なわけ】
守る相手は胎児
胎児のいる位置で測るのが理にかなっています。
出典:エックス線作業主任者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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