図は、体重70 kg の男性がグルコース100 g を摂取後に絶食した場合の血中グルコース濃度に基づいた理論的なグルコー…
薬学理論問題(衛生) 第128問
図は、体重70 kg の男性がグルコース100 g を摂取後に絶食した場合の血中グルコース濃度に基づいた理論的なグルコース消費量の経時変化を示している。図の縦軸はグルコース消費量を、横軸はグルコース摂取後の時間経過をステージⅠ~Ⅳに分けて示している。 A 及び B は血中グルコースの供給源を示す。この図に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- (1)A は、グリコーゲンである。
- (2)B は、糖新生であり、ステージⅡ、Ⅲでは筋肉においてタンパク質が分解されて生じたアラニンが肝臓に運ばれて起こる。
- (3)ステージⅢ、Ⅳでは、脂肪組織中のトリアシルグリセロールが血中に放出され、血中トリアシルグリセロール濃度が上昇する。
- (4)ステージⅣでは、脳でケトン体がエネルギーとして利用される。
- (5)ステージⅣでは、肝臓だけでなく腎臓においても糖新生が亢進する。
正答 (3)
正答は (3)。脂肪組織のトリアシルグリセロールは分解されて脂肪酸とグリセロールとして血中に出るので、血中のトリアシルグリセロールは上がりません。
図では、摂取したグルコースが数時間で尽き、次に A(肝臓のグリコーゲン)由来のグルコースが使われ、そのあと B(糖新生)が主な供給源になります。絶食が長引くと、脂肪組織のトリアシルグリセロールがホルモン感受性リパーゼで分解され、遊離脂肪酸とグリセロールが血中に放出されます。
【ほかの選択肢】
(1) 摂取由来のグルコースの次に使われる A は、肝臓のグリコーゲン 正しい
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(2) B は糖新生。筋タンパク質の分解で生じたアラニンが肝臓に運ばれ、グルコースの材料になる(グルコース-アラニン回路) 正しい
(4) 絶食が長引くと、脳はケトン体をエネルギー源として使うようになり、グルコースの消費が減る 正しい
(5) 長期の絶食では、肝臓に加えて腎臓でも糖新生が盛んになる 正しい
出典:第106回 薬剤師国家試験 問128(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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