26 歳女性。以下の処方箋を持って来局した。患者からの聞き取りによると、「会社の部署の異動により、寝付けなくなった。眠り…
薬学理論問題(薬理) 第153問
26 歳女性。以下の処方箋を持って来局した。患者からの聞き取りによると、「会社の部署の異動により、寝付けなくなった。眠りにつくことができれば朝まで眠れるが、寝付けないときには、ついスマートフォンで動画を見てしまう。寝坊するのが怖くて眠れない日もある。他に病気はない。」という。(処方)ラメルテオン錠8 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 就寝前 14 日分処方されたラメルテオンに関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- (1)視交叉上核のオレキシン受容体を遮断して、睡眠覚醒のリズムのずれを改善する。
- (2)Gs タンパク質と共役する受容体を刺激して、細胞内サイクリックAMP(cAMP)レベルを増加させる。
- (3)Cl⁻ チャネルを内蔵する受容体を刺激して、Cl⁻ を細胞内に流入させる。
- (4)メラトニンMT₁ 及びMT₂ 受容体を刺激する。
- (5)上行性脳幹網様体賦活系に作用して覚醒レベルを引き下げる。
正答 (4)
正答は (4)。ラメルテオンは視交叉上核のメラトニン MT₁・MT₂ 受容体を刺激し、睡眠と覚醒のリズムを整えて入眠を促します。
MT₁ 受容体の刺激は視交叉上核の神経の発火を抑えて眠りを促し、MT₂ 受容体の刺激は体内時計の位相を調節します。
【ほかの選択肢】
(1) オレキシン受容体を遮断するのはスボレキサントなど。ラメルテオンはメラトニン受容体の刺激薬 誤り
(2) MT₁・MT₂ 受容体は Gi タンパク質と共役し、cAMP を減らす 誤り
(3) Cl⁻ チャネルを内蔵する GABA_A 受容体に働くのは、ベンゾジアゼピン系薬など 誤り
(5) 上行性脳幹網様体賦活系を抑えるのはバルビツール酸系薬など。ラメルテオンの作用ではない 誤り
出典:第106回 薬剤師国家試験 問153(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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