図のように薬物Aは酵素アに作用する。薬物A及び酵素アに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。…
薬学理論問題(薬理) 第168問
図のように薬物Aは酵素アに作用する。薬物A及び酵素アに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)薬物Aは、酵素アによって、ドパミンに異化される。
- (2)薬物Aは、酵素アを阻害して、末梢でのレボドパからドパミンへの異化を抑制する。
- (3)薬物Aは、酵素アを阻害して、脳内ドパミンの酸化を抑制する。
- (4)エンタカポンは、酵素アを阻害して、末梢でのレボドパから3︲O︲メチルドパへの異化を抑制する。
- (5)ドロキシドパは、酵素アによってノルアドレナリンに異化される。
正答 (2)(5)
正答は (2)と(5)。薬物Aのカルビドパは、末梢の芳香族 L-アミノ酸脱炭酸酵素(酵素ア)を阻害し、ドロキシドパはこの酵素でノルアドレナリンになります。
図の酵素アはレボドパをドパミンに変える芳香族 L-アミノ酸脱炭酸酵素(ドパ脱炭酸酵素)です。薬物Aはヒドラジノ基と α-メチル基をもつカルビドパで、血液脳関門を通らないので、末梢でのレボドパの分解を抑えて脳へ届く量を増やします。
【ほかの選択肢】
(1) カルビドパは酵素アの阻害薬で、ドパミンには変わらない 誤り
(3) カルビドパは脳に移行しない。脳内ドパミンの分解を抑えるのは MAO-B 阻害薬(セレギリンなど) 誤り
(4) エンタカポンはカテコール-O-メチル基転移酵素(COMT)の阻害薬で、酵素アには作用しない 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問168(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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