5 歳男児。身長105 cm、体重21 kg。4 日前から下痢が続いており、腹痛を伴う血便が見られた。さらに顔色が悪く、…

薬学実践問題(衛生) 第233問

5 歳男児。身長105 cm、体重21 kg。4 日前から下痢が続いており、腹痛を伴う血便が見られた。さらに顔色が悪く、排尿がないことに母親が気づき救急病院を受診した。母親に聴取したところ、7 日前に家族で焼肉を食べに行き、両親及び兄も軽い下痢を呈していることが分かった。主治医は、血液検査結果をふまえ、溶血性尿毒症症候群(HUS)と診断した。体温37.3 ℃、脈拍120/分、血圧125/70 mmHg、呼吸数24/分。尿所見:蛋白(2+)、ケトン体(1+)、潜血(3+)。この疾病及び病因物質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

正答 (1)(4)
正答は (1)と(4)。腸管出血性大腸菌は加熱に弱く中心部75 ℃・1分以上で死滅し、牛の肝臓の生食用の販売・提供は禁止されています。 焼肉の後に家族で下痢が出て、血便から HUS になった経過から、病因物質は腸管出血性大腸菌(O157 など)と考えられます。牛の肝臓の内部からこの菌が見つかったことから、2012年7月から食品衛生法の規格基準で生食用の牛の肝臓の販売・提供が禁止されました。 【ほかの選択肢】 (2) 少ない菌数でも感染するため、便を介した人から人への二次感染が起こる 誤り
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(3) 腸管出血性大腸菌に対するトキソイドワクチンは無い。予防は十分な加熱と手洗い 誤り (5) 件数の多い食中毒はカンピロバクターやアニサキスなどで、腸管出血性大腸菌はずっと少ない 誤り

出典:第106回 薬剤師国家試験 問233(厚生労働省 公表)出典元ページ

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