5 歳男児。身長105 cm、体重21 kg。4 日前から下痢が続いており、腹痛を伴う血便が見られた。さらに顔色が悪く、…

薬学実践問題(実務) 第232問

5 歳男児。身長105 cm、体重21 kg。4 日前から下痢が続いており、腹痛を伴う血便が見られた。さらに顔色が悪く、排尿がないことに母親が気づき救急病院を受診した。母親に聴取したところ、7 日前に家族で焼肉を食べに行き、両親及び兄も軽い下痢を呈していることが分かった。主治医は、血液検査結果をふまえ、溶血性尿毒症症候群(HUS)と診断した。体温37.3 ℃、脈拍120/分、血圧125/70 mmHg、呼吸数24/分。尿所見:蛋白(2+)、ケトン体(1+)、潜血(3+)。HUS の診断に至った血液検査値に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

正答 (4)
正答は (4)。HUS では赤血球が壊れる溶血が起こるため、間接ビリルビンは基準値より高くなります。これが誤りです。 溶血性尿毒症症候群(HUS)は、志賀毒素などで細い血管の内皮が傷つき、①溶血性貧血、②血小板減少、③急性腎障害の3つがそろう病気です。壊れた赤血球のヘモグロビンが分解されて間接ビリルビンが増え、赤血球の中にある LDH や AST も血液中に出てきます。 【ほかの選択肢】 (1) 急性腎障害で尿が出ず、クレアチニンは上がる 正しい (2) 溶血で赤血球内の LDH が出て、高くなる 正しい (3) 細い血管にできる血栓で血小板が使われ、減る 正しい (5) 赤血球にも AST が含まれ、溶血で高くなる 正しい

出典:第106回 薬剤師国家試験 問232(厚生労働省 公表)出典元ページ

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