91 歳女性。骨粗しょう症の治療でアレンドロン酸ナトリウム経口ゼリー剤を服用中である。先日、薬剤師が在宅訪問した際に手足…

薬学実践問題(薬剤) 第278問

91 歳女性。骨粗しょう症の治療でアレンドロン酸ナトリウム経口ゼリー剤を服用中である。先日、薬剤師が在宅訪問した際に手足のしびれや筋肉の硬直を訴えていたため主治医に報告したところ、本日、医師の訪問診療時に低カルシウム血症であることが判明し、食事の摂取量低下の影響で低栄養状態でもあったため、塩化カルシウム注射液(1 mEq/mL)20 mL とビーフリード輸液※500 mL を末梢血管から投与する指示が出された。翌日、訪問看護師が2 剤を混合したところ、輸液が若干白濁していることに気付き、在宅訪問した薬剤師に相談があった。※ビタミンB₁・糖・電解質・アミノ酸液(主な電解質成分として、リン酸二カリウム、リン酸水素ナトリウム水和物、クエン酸ナトリウム水和物、L︲乳酸ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム水和物、硫酸マグネシウム水和物、硫酸亜鉛水和物を含有)この輸液の白濁の原因と考えられる電解質成分の組合せとして最も適切なのはどれか。1つ選べ。

正答 (3)
正答は (3)。リン酸イオンとカルシウムイオンが結合し、水に溶けにくいリン酸カルシウムができて白く濁ります。 ビーフリード輸液はリン酸塩とカルシウムを含みますが、沈殿ができないように量のつり合いを保って作られています。そこに塩化カルシウム注射液 20 mEq を加えると、カルシウムが多くなりすぎ、リン酸カルシウムの沈殿ができます。 【ほかの選択肢】 (1)(2) 塩化物は Mg²⁺ や Zn²⁺ と沈殿を作らない 誤り (4) チアミンはリン酸と沈殿を作らない 誤り (5) 乳酸カルシウムは水に溶け、沈殿の原因ではない 誤り (6) クエン酸カリウムは水に溶け、沈殿の原因ではない 誤り

出典:第106回 薬剤師国家試験 問278(厚生労働省 公表)出典元ページ

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