図に示す受動的ターゲティングを利用した製剤はどれか。1つ選べ。…
必須問題(薬剤) 第55問
図に示す受動的ターゲティングを利用した製剤はどれか。1つ選べ。
- (1)ドキシル®注20 mg(ドキソルビシン塩酸塩)
- (2)パルクス®注5 μg(アルプロスタジル)
- (3)オンパットロ®点滴静注2 mg/mL(パチシランナトリウム)
- (4)アムビゾーム®点滴静注用50 mg(アムホテリシンB)
- (5)リメタゾン®静注2.5 mg(デキサメタゾンパルミチン酸エステル)
正答 (1)
正答は (1)。ドキシルは表面をポリエチレングリコールで覆ったリポソームで、肝臓のマクロファージに取り込まれにくく長く血中にとどまり、EPR 効果で腫瘍に集まります。
腫瘍の新生血管は壁にすき間が多く、リンパ管も未発達なので、リポソームのような粒子が腫瘍組織に漏れ出てたまります(EPR 効果)。図はこの受動的ターゲティングを示しています。
【ほかの選択肢】
(2) パルクス アルプロスタジルを脂肪乳剤(リピッドマイクロスフェア)に入れた製剤で、障害された血管の部位に集まりやすい 誤り
(3) オンパットロ siRNA を脂質ナノ粒子に入れた製剤で、肝細胞に取り込まれて作用する 誤り
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(4) アムビゾーム アムホテリシン B のリポソーム製剤で、腎障害を減らす目的のもの。腫瘍の治療薬ではない 誤り
(5) リメタゾン デキサメタゾンの脂肪乳剤で、炎症部位のマクロファージなどに取り込まれやすい 誤り
出典:第106回 薬剤師国家試験 問55(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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