白血病細胞の分化を誘導し、急性前骨髄球性白血病の寛解導入療法に用いられるのはどれか。1つ選べ。…
必須問題(病態) 第61問
白血病細胞の分化を誘導し、急性前骨髄球性白血病の寛解導入療法に用いられるのはどれか。1つ選べ。
- (1)イマチニブ
- (2)シクロスポリン
- (3)シクロホスファミド
- (4)トレチノイン
- (5)メトトレキサート
正答 (4)
正答は (4)。トレチノイン(全トランス型レチノイン酸)は、急性前骨髄球性白血病の細胞を成熟した顆粒球へ分化させ、寛解に導きます。
急性前骨髄球性白血病は、染色体の t(15;17) 転座で PML-RARα 融合遺伝子ができ、細胞の分化が止まる病気です。トレチノインはこの分化の停止を解除します。投与中は分化症候群(発熱・呼吸困難など)に注意します。
【ほかの選択肢】
(1) イマチニブ Bcr-Abl チロシンキナーゼの阻害薬で、慢性骨髄性白血病などに用いる 誤り
(2) シクロスポリン カルシニューリン阻害薬の免疫抑制薬 誤り
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(3) シクロホスファミド DNA をアルキル化する抗悪性腫瘍薬で、分化誘導薬ではない 誤り
(5) メトトレキサート 葉酸代謝拮抗薬で、分化誘導薬ではない 誤り
出典:第106回 薬剤師国家試験 問61(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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