自宅の寝室で倒れている男性が救急搬送された。簡易検査の結果をもとに、直ちに対応する解毒薬が投与された。一方、寝室にはコッ…
薬学理論問題(衛生) 第135問
自宅の寝室で倒れている男性が救急搬送された。簡易検査の結果をもとに、直ちに対応する解毒薬が投与された。一方、寝室にはコップの中に大量の錠剤が沈んだ飲料水が残されていた。この患者に投与された解毒薬として、適切なのはどれか。1つ選べ。
- (1)ネオスチグミン
- (2)ナロキソン
- (3)フルマゼニル
- (4)ヨウ化プラリドキシム
- (5)ジメルカプロール
正答 (3)
正答は (3)。トリアゾラムの過量服用による意識障害には、ベンゾジアゼピン受容体拮抗薬のフルマゼニルを使います。
フルマゼニルは、GABAA 受容体のベンゾジアゼピン結合部位で競合的に拮抗し、鎮静や呼吸抑制を解除します。作用時間が短いので、効果が切れて再び鎮静されないか観察を続けます。
【ほかの選択肢】
(1) ネオスチグミンは、非脱分極性筋弛緩薬の作用の拮抗などに使うコリンエステラーゼ阻害薬 誤り
(2) ナロキソンは、オピオイドによる呼吸抑制の拮抗薬 誤り
(4) ヨウ化プラリドキシム(PAM)は、有機リン中毒でリン酸化されたコリンエステラーゼを再賦活させる 誤り
(5) ジメルカプロールは、ヒ素・水銀・鉛などの重金属中毒に使うキレート剤 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問135(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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