60 歳男性。仕事が忙しく睡眠不足が続いていた。ある日、右側胸部にかゆみを伴った皮疹が現れ、強い痛みも生じたため受診し、…
薬学理論問題(病態) 第165問
60 歳男性。仕事が忙しく睡眠不足が続いていた。ある日、右側胸部にかゆみを伴った皮疹が現れ、強い痛みも生じたため受診し、帯状疱疹と診断された。この患者に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。
- (1)疲労やストレスが発症の要因となった可能性が高い。
- (2)皮疹は血管に沿って全身に拡がっていく。
- (3)病原体は麻しんと同じである。
- (4)皮疹出現の約2 週間前に感染したと考えられる。
- (5)副腎皮質ステロイド薬を用いる場合、抗ウイルス薬を併用する。
正答 (1)(5)
正答は (1)と(5)。帯状疱疹は疲労・ストレスなどで免疫が落ちて起こり、ステロイドを使うときは抗ウイルス薬を併用します。
帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)にかかった後に知覚神経節に潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスが、加齢・疲労・ストレスなどで再び活性化して起こります。ステロイドはウイルスの増殖を助けるおそれがあるので、使うときは抗ウイルス薬と併用します。
【ほかの選択肢】
(2) 皮疹は、神経の支配領域(皮膚分節)に沿って体の片側に帯状に出る。血管に沿って全身に拡がるのではない 誤り
(3) 病原体は水痘・帯状疱疹ウイルス。麻しんは麻しんウイルスによる 誤り
(4) 潜伏していたウイルスの再活性化によるもので、2週間前に新たに感染したのではない 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問165(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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