精神神経科の医師から医薬品情報室に、妊婦がリチウム製剤とラモトリギン製剤を服用したときの胎児における心奇形の発生について…
薬学実践問題(衛生) 第226問
精神神経科の医師から医薬品情報室に、妊婦がリチウム製剤とラモトリギン製剤を服用したときの胎児における心奇形の発生について質問があった。薬剤師が論文を検索し、各製剤の服用による胎児の心奇形発生に関するコホート研究報告を見つけた。論文には下表に示した結果が掲載されていた。表 妊婦のリチウム製剤又はラモトリギン製剤の服用による胎児の心奇形の発生数心奇形発生に及ぼすリチウム製剤の服用の相対危険度はどれか。1つ選べ。
- (1)0.9
- (2)1.6
- (3)2.4
- (4)3.6
- (5)4.2
正答 (3)
正答は (3)。リチウム服用群の心奇形の発生割合は18/500=3.6%、非服用群は18,000/1,200,000=1.5%で、相対危険度は2.4です。
相対危険度は、曝露群(服用群)の発生割合を非曝露群(非服用群)の発生割合で割って求めます。
リチウム服用群の発生割合=18÷500=0.036
非服用群の発生割合=18,000÷1,200,000=0.015
相対危険度=0.036÷0.015=2.4
【ほかの選択肢】
(1)(2)(4)(5) 計算の値2.4に合わない 誤り
【ポイント】
コホート研究では発生割合が分かるので、相対危険度を直接求められます。症例対照研究ではオッズ比を使います。
出典:第108回 薬剤師国家試験 問226(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「薬学実践問題(衛生)」のほかの問題
- 2024年(令和6年) 第237問猛暑日が続き、連日にわたって熱中症警戒アラートが発表されているため、多くの人がドラッグス
- 2025年(令和7年) 第233問61 歳女性。肺アスペルギローマの既往。急性リンパ性白血病と診断され、シタラビン大量療法
- 2026年(令和8年) 第229問69 歳女性。乳がん切除後6 日目に悪寒と 38.6℃の発熱を認め、タゾバクタム・ピペラ
- 2026年(令和8年) 第244問9 月上旬に小学校の学校給食施設において、調理場の温湿度計が誤作動を起こし表示されなくな
- 2021年(令和3年) 第241問35 歳男性。身長170 cm、体重81 kg。最近、体重が増加して運動不足を痛感してい
- 2022年(令和4年) 第237問68 歳男性。身長168 cm、体重58 kg。6 年前に胃の全摘手術を受けている。1
スポンサーリンク


