68 歳女性。身長150 cm、体重41 kg(BMI 18.2)。独居。喫煙歴無し。飲酒はしない。最近、体重の減少と体…
薬学実践問題(衛生) 第226問
68 歳女性。身長150 cm、体重41 kg(BMI 18.2)。独居。喫煙歴無し。飲酒はしない。最近、体重の減少と体力の低下が気になっていたところ、テレビでフレイルの特集を見て、自分も該当するのではないかと心配になり、健康サポート薬局の薬剤師に相談に来た。薬剤師はこの女性に生活習慣について尋ね、以下の情報を得た。・近頃、固いものが食べにくくなったので豆腐のような軟らかいものを好んで食べている。・運動習慣は週に1 回程度、散歩を行ってきたが、最近疲れやすくなったので外に出ない日が多くなった。・年をとるとともに友人が少なくなったので、他者と交流する機会は、ほとんどない。フレイルに関する内容として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)フレイルは、加齢に伴う身体的、精神的な機能低下のことである。
- (2)フレイルは、要介護になった状態のことである。
- (3)フレイルは、回復することのない病態である。
- (4)フレイルの進行を防ぐことは、健康寿命の延伸につながる。
- (5)フレイルは、過栄養により防ぐことができる。
正答 (1)(4)
正答は (1)と(4)。フレイルは加齢で心身の機能や予備能が下がった状態で、その進行を防ぐことは健康寿命を延ばすことにつながります。
フレイルは、健康な状態と要介護の状態の間にあり、身体的な面だけでなく、精神・心理的な面(認知機能の低下・うつ)や社会的な面(孤立)も含みます。適切な介入で健康な状態に戻りうる(可逆性がある)のが特徴です。
【ほかの選択肢】
(2) 要介護になる前の段階を指す。要介護の状態そのものではない 誤り
(3) 栄養・運動・社会参加などで回復しうる 誤り
(5) 低栄養を防ぎ、タンパク質などを十分にとることが大切。過栄養で防ぐのではない 誤り
出典:第109回 薬剤師国家試験 問226(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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