68 歳女性。身長150 cm、体重41 kg(BMI 18.2)。独居。喫煙歴無し。飲酒はしない。最近、体重の減少と体…
薬学実践問題(実務) 第227問
68 歳女性。身長150 cm、体重41 kg(BMI 18.2)。独居。喫煙歴無し。飲酒はしない。最近、体重の減少と体力の低下が気になっていたところ、テレビでフレイルの特集を見て、自分も該当するのではないかと心配になり、健康サポート薬局の薬剤師に相談に来た。薬剤師はこの女性に生活習慣について尋ね、以下の情報を得た。・近頃、固いものが食べにくくなったので豆腐のような軟らかいものを好んで食べている。・運動習慣は週に1 回程度、散歩を行ってきたが、最近疲れやすくなったので外に出ない日が多くなった。・年をとるとともに友人が少なくなったので、他者と交流する機会は、ほとんどない。薬剤師がこの女性に行うフレイル予防に関する提案の内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- (1)タンパク質の摂取量を減らす。
- (2)咀嚼機能と嚥下機能の低下を防ぐため、口腔体操などを行う。
- (3)日常生活において、できるだけ紫外線を浴びないようにする。
- (4)疲労を回避するために、運動は現状よりも控える。
- (5)地域の活動に参加して、適度に人との交流を行う。
正答 (2)(5)
正答は (2)と(5)。固いものが食べにくくなっているので口腔体操などで咀嚼・嚥下の機能を保ち、地域の活動で人との交流を増やすよう提案します。
この女性には、口の機能の低下(オーラルフレイル)、運動の減少、社会的な孤立がみられます。フレイルの予防は、栄養(特にタンパク質)、身体活動、社会参加の3つが柱です。
【ほかの選択肢】
(1) 筋肉を保つため、タンパク質は十分にとる。減らすのは逆効果 誤り
(3) 適度に日光を浴びると皮膚でビタミン D がつくられ、骨や筋肉の維持に役立つ。避ける必要はない 誤り
(4) 体を動かさないと筋力が落ちて悪循環になる。無理のない範囲で運動を続ける・増やす 誤り
出典:第109回 薬剤師国家試験 問227(厚生労働省 公表)出典元ページ
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