下表は、ある薬物 400 mg を患者に急速静脈内投与し、その4 時間後に定速静脈内投与を開始したときの血漿中薬物濃度を…

薬学理論問題(薬剤) 第174問

下表は、ある薬物 400 mg を患者に急速静脈内投与し、その4 時間後に定速静脈内投与を開始したときの血漿中薬物濃度を示す。このときの定速静脈内投与速度(mg/h)として最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、本薬物の体内動態は、線形 1-コンパートメントモデルに従い、ln 2 = 0.693 とする。

薬剤師 2026年(令和8年) 第174問の表
正答 (5)
正答は (5)。半減期2 h・分布容積20 L から CL≒6.93 L/h で、5.0 μg/mL を保つ投与速度は CL×5.0≒35 mg/h です。 表から、2 h で10.0、4 h で5.0 μg/mL と半分になるので、半減期は2 h です。4 h 以後に5.0 μg/mL のまま保たれているのは、定速投与の速度が消失速度と等しいからです。 消失速度定数 k = 0.693÷2 h ≒ 0.347 h⁻¹ 初濃度 C₀ = 10.0×2 = 20 μg/mL(2 h は半減期1回ぶん)
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分布容積 Vd = 400 mg÷20 mg/L = 20 L 全身クリアランス CL = k×Vd ≒ 0.347×20 ≒ 6.93 L/h 投与速度 = CL×C = 6.93 L/h×5.0 mg/L ≒ 34.7 mg/h いちばん近いのは35 mg/h です。 【ほかの選択肢】 (1)〜(4) 15〜30 mg/h では消失速度(約35 mg/h)に足りず、濃度は5.0 μg/mL から下がっていく 誤り 【ポイント】 濃度が一定=投与速度と消失速度(CL×C)が等しい、と考えます。μg/mL と mg/L は同じ値です。

出典:第111回 薬剤師国家試験 問174(厚生労働省 公表)出典元ページ

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