75 歳男性。身長 168 cm、67 kg。かかりつけの内科を受診し、高血圧症の治療中である。今回、収縮期血圧が 15…
薬学実践問題(実務) 第314問
75 歳男性。身長 168 cm、67 kg。かかりつけの内科を受診し、高血圧症の治療中である。今回、収縮期血圧が 151 mmHg、拡張期血圧が 87 mmHg であり、エサキセレノン錠 2.5 mg が追加された処方箋がかかりつけ薬局に FAX で送られてきた。薬剤師は実務実習生に服薬指導の内容を考えるように指示した。実務実習生は注意事項等情報(添付文書)のみを参考に検討していたことから、薬剤師はエサキセレノンの医薬品リスク管理計画(RMP:Risk Management Plan)も追加で参考にするようアドバイスした。追加薬剤の薬理作用に関連したリスクはどれか。2つ選べ。
- (1)高カリウム血症
- (2)生殖発生毒性
- (3)低血圧関連事象
- (4)QT 延長
- (5)血栓塞栓症
正答 (1)(3)
正答は (1)と(3)。エサキセレノンはミネラルコルチコイド受容体遮断薬で、作用から高カリウム血症と血圧の下がり過ぎ(低血圧関連事象)が起こりえます。
エサキセレノンはアルドステロンの受容体を遮断して Na⁺ の再吸収と K⁺ の排泄を抑えるため、血清カリウムが上がります。降圧薬なので、めまい・ふらつきなど血圧の下がり過ぎにも注意が必要で、RMP の安全性検討事項にもこれらが挙げられています。75歳の高齢者では、特に注意します。
【ほかの選択肢】
(2) 生殖発生毒性は、MR 遮断という薬理作用から直接起こるリスクではない 誤り
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(4) QT 延長は、エサキセレノンの薬理作用に関連するリスクではない 誤り
(5) 血栓塞栓症は、エサキセレノンの薬理作用に関連するリスクではない 誤り
出典:第111回 薬剤師国家試験 問314(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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