次の記述は、図1 に示すように、電気的特性が同一のダイオードDを二つ直列に接続した回路の電圧と電流について述べたものであ…
無線工学 無線工学 A-7
次の記述は、図1 に示すように、電気的特性が同一のダイオードDを二つ直列に接続した回路の電圧と電流について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、Dは図2 の②の特性を持つものとする。(1) 回路の直流電圧をV〔V〕( 電流I > 0 ) とすれば、一つのDに加わる電圧VD は[A]〔V〕である。(2) V が[B]〔V〕以下であれば、回路に流れるI は零(0)である。(3) V が1.6〔V〕の場合のI は約[C]〔mA〕である。(4) 図2 の②が常温における特性であるとき、一般にDの温度が上昇した場合の特性は図2 の[D]のようになる。
- (1)A: V B: 0.6 C: 20 D: ③
- (2)A: V B: 1.2 C: 10 D: ③
- (3)A: V/2 B: 0.6 C: 10 D: ①
- (4)A: V/2 B: 1.2 C: 20 D: ③
- (5)A: V/2 B: 1.2 C: 20 D: ①
正答 (5)
正答は (5)。
【図の読み方】
図2の②(実線)は、VD が 0.6〔V〕までは電流がほぼ 0 で、0.6〔V〕から直線的に増え、1.0〔V〕で 40〔mA〕になっています。傾きは 40〔mA〕/0.4〔V〕=100〔mA/V〕です。
【結論】
A V/2 同じ特性のダイオードを直列にすると同じ電流が流れるので、電圧は半分ずつ加わります。VD=V/2 です。
B 1.2 1個あたり 0.6〔V〕以下では電流が流れないので、V が 2×0.6=1.2〔V〕以下なら I=0 です。
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C 20 V=1.6〔V〕のとき VD=0.8〔V〕です。②で 0.8〔V〕のときの電流は (0.8-0.6)×100=20〔mA〕です。
D ① シリコンダイオードは温度が上がると、同じ電流を流すのに必要な順方向電圧が小さくなります(およそ -2〔mV/℃〕)。特性は左(電圧の低い方)へずれるので①になります。
【誤りの選択肢】
(1)・(2) 直列の2個に電圧が分かれるので、1個に加わる電圧は V ではなく V/2 です
(3) 電流が流れ始めるのは回路全体で 1.2〔V〕からで、1.6〔V〕のときの電流は 20〔mA〕です
(4) 温度が上がると特性は③(右)ではなく①(左)へずれます
出典:2025年(令和7年)11月期 第一級アマチュア無線技士 無線工学 A-7(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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