揚貨装置の玉掛けに用いるワイヤロープの安全係数の説明として、法令上、正しいものは次のうちどれか。…
関係法令 第13問
揚貨装置の玉掛けに用いるワイヤロープの安全係数の説明として、法令上、正しいものは次のうちどれか。
- (1)ワイヤロープにかかる衝撃荷重の値を、つり荷の質量で除した値である。
- (2)ワイヤロープの許容荷重の値を、当該ワイヤロープの切断荷重の値で除した値である。
- (3)ワイヤロープの切断荷重の値を、当該ワイヤロープにかかる荷重の最大の値で除した値である。
- (4)ワイヤロープにかかる荷重の最大の値を、当該ワイヤロープの切断荷重の値で除した値である。
- (5)ワイヤロープにかかる荷重の最大の値を、当該ワイヤロープの断面積で除した値である。
正答 (3)
正答は (3)。これが正しい説明です。
安全係数 = 切断荷重 ÷ かかる荷重の最大の値
どれだけ余裕を持たせているかを表す数です。切れる大きさが、実際にかかる力の何倍あるか、ということです。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 衝撃荷重 ÷ つり荷の質量 安全係数ではない
(2) 許容荷重 ÷ 切断荷重 分子と分母が逆
(4) かかる荷重の最大値 ÷ 切断荷重 分子と分母が逆
(5) かかる荷重の最大値 ÷ 断面積 これは応力
(4)が最も紛らわしい選択肢です。同じ二つの値を使いながら、
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割る向きだけが逆になっています。
【向きの覚え方】
安全係数は1より大きい数
切断荷重のほうが大きいのだから、大きいほうを上に置くと覚えます。逆にすると、0.1 や 0.2 という小さな数になってしまい、「係数が大きいほど安全」という言い方と合いません。
【揚貨装置の玉掛用具の安全係数】
ワイヤロープ 6以上
つりチェーン 5以上
フック、シャックル 5以上
揚貨装置のワイヤロープ 6以上
ワイヤロープだけが6で、ほかは5と押さえておきます。
【許容荷重】
許容荷重 = 切断荷重 ÷ 安全係数
安全に使ってよい荷重のことです。安全係数の式を移項した形になっています。
【応力との違い】
応力 = 荷重 ÷ 断面積
(5)は応力の求め方です。分母が面積なら応力、荷重なら係数、
と見分けます。
出典:揚貨装置運転士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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