一般に、政治情勢が不安定になると、経済の先行きに対する不安が高まることで、金融市場では株価が下落したり投資が減少したりと…

第1問(語句の選択) (12)

一般に、政治情勢が不安定になると、経済の先行きに対する不安が高まることで、金融市場では株価が下落したり投資が減少したりという悪影響が生じる。近年では、このようなケースが増えており、例えば( ㋐ )年にイギリスで行われたEUからの離脱の是非を問う国民投票では、事前の予想に反して離脱を支持する結果になったため、世界的に株価が下落した。また、翌年に米国でトランプ大統領が就任して以来、その外交方針から他国との関係に緊張が高まる局面がたびたび生じ、貿易赤字や知的財産権侵害などの不公正な取引慣行を問題視した( ㋑ )とは、互いの輸入品に対する追加関税を課すといった応酬がなされた。このほか、( ㋒ )に関しては、同国の核開発を複数の国で監視・抑制する枠組みである核合意から離脱して独自に経済制裁を科したことで緊張が高まり、( ㋓ )要因になった。

正答 (2)
正答は (2)。この組合せが正しいです。 ㋐ 2016 英国でEU離脱の是非を問う国民投票が行われたのは2016年6月です。事前の予想に反して離脱支持が上回り、世界的に株価が下がりました。 ㋑ 中国 2017年に就任したトランプ大統領は、貿易赤字や知的財産権の侵害などを問題にして、中国との間で互いの輸入品に追加関税を課し合いました(米中貿易摩擦)。 ㋒ イラン 米国は2018年、イランの核開発を複数の国で監視・制限する核合意から離脱し、独自の経済制裁を再び科しました。 ㋓ 中東地域の地政学的リスクを高める
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これにより米国とイランの緊張が高まり、中東地域の地政学的リスクが高まる要因になりました。原油価格の動きにも影響します。 【ほかの選択肢】 (1) ㋑・㋒・㋓が誤り。 (3) ㋐・㋒・㋓が誤り。核合意から離脱したのは北朝鮮についてではありません。 (4) ㋐・㋑・㋓が誤り。 【地政学的リスクとは】 特定の地域の政治・軍事的な緊張が、その地域や世界の経済・市場の先行きを不透明にするリスクです。株価の下落や、安全資産とされる円・金・国債の買いにつながることがあります。

出典:一般社団法人金融財政事情研究会 金融窓口サービス技能検定 2級学科試験 2020年1月 (12)出典元ページ

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