図に示すサイリスタ(逆阻止3端子サイリスタ)回路の出力電圧v0の波形として,得ることのできない波形は。ただし,電源電圧は…
一般問題 第13問
図に示すサイリスタ(逆阻止3端子サイリスタ)回路の出力電圧v0の波形として,得ることのできない波形は。ただし,電源電圧は正弦波交流とする。
正答 ニ
正答は (4)。
【結論】
図の回路は、逆阻止3端子サイリスタを1個使った単相の半波整流回路です。サイリスタは、順方向の電圧が加わっているときにゲートに信号を与えるとオンになり、電流が流れます。逆方向には電流を流しません。
そのため出力電圧v0は、電源電圧の正の半周期の一部(または全部)だけが現れ、負の側には出てきません。(4)(ニ)の波形は負の半周期にも出力があるので、この回路では得られません。
【ほかの波形】
(1)(イ) 正の半周期の始めからオンにしたとき(制御角0°)。ダイオードの半波整流と同じ波形です
解説の続きをみる続きを閉じる
(2)(ロ) 正の半周期の途中の早い時点でオンにしたとき
(3)(ハ) 正の半周期のなかほど(制御角90°付近)でオンにしたとき
いずれも正の側だけに出力があり、ゲート信号を与える時点(制御角)を変えれば得られます。
【オフになる時点】
抵抗負荷では、電源電圧が0になって電流が0になった時点でサイリスタはオフになります。次の正の半周期でゲート信号を与えるまで、出力は0のままです。
【間違えやすい点】
負の側にも出力を得るには、サイリスタを2個逆向きに並列につなぐか、ブリッジ回路にする必要があります。1個のサイリスタでは一方向にしか電流が流れない、という点が要です。
出典:令和4年度第一種電気工事士学科試験 問13(一般財団法人 電気技術者試験センター 公表)出典元ページ
最終更新日
「一般問題」のほかの問題
- 令和5年度 第13問りん酸形燃料電池の発電原理図として,正しいものは。
- 令和6年度上期(出題例) 第20問公称電圧6.6 kV の高圧受電設備に使用する高圧交流遮断器(定格電圧7.2 kV,定格
- 令和6年度下期 第26問写真に示す工具の名称は。
- 令和7年度上期(出題例) 第32問③に示す受電設備内に使用される機器類などに施す接地に関する記述で,不適切なものは。
- 令和7年度下期 第38問「電気工事士法」において,自家用電気工作物(最大電力500 kW 未満の需要設備)に係る
- 令和5年度 第4問図のような交流回路において,電流I=10 A,抵抗R における消費電力は800 W,誘導
スポンサーリンク



