④に示す変圧器の防振又は,耐震対策等の施工に関する記述として,適切でないものは。…
一般問題 第33問
④に示す変圧器の防振又は,耐震対策等の施工に関する記述として,適切でないものは。
- イ低圧母線に銅帯を使用したので,変圧器の振動等を考慮し,変圧器と低圧母線との接続には可とう導体を使用した。
- ロ可とう導体は,地震時の振動でブッシングや母線に異常な力が加わらないよう十分なたるみを持たせ,かつ,振動や負荷側短絡時の電磁力で母線が短絡しないように施設した。
- ハ変圧器を基礎に直接支持する場合のアンカーボルトは,移動,転倒を考慮して引き抜き力,せん断力の両方を検討して支持した。
- ニ変圧器に防振装置を使用する場合は,地震時の移動を防止する耐震ストッパが必要である。耐震ストッパのアンカーボルトには,せん断力が加わるため,せん断力のみを検討して支持した。
正答 ニ
正答は (4)。
【結論】
図の④は、低圧動力盤の変圧器の上部(母線との接続部)と下部(据付け部)です。防振装置を使う変圧器には、地震で動かないよう耐震ストッパを設けます。耐震ストッパのアンカーボルトには、横にずらす力(せん断力)だけでなく、引き抜く力も加わります。両方を検討しなければならないので、「せん断力のみを検討した」(4)(ニ)が適切ではありません。
【正しい選択肢】
(1) 変圧器と低圧母線との接続に可とう導体を使用した変圧器の振動や地震の揺れが、そのまま銅帯の母線に伝わらないようにします
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) 可とう導体に十分なたるみを持たせ、短絡時の電磁力で母線が短絡しないように施設したたるみがないと揺れのときにブッシングを傷めます。たるませすぎると、短絡電流の電磁力で導体どうしが近づくおそれがあるので、その点にも配慮します
(3) アンカーボルトは、移動、転倒を考慮して引き抜き力、せん断力の両方を検討した地震のときは、横にずれる力と、傾いて浮き上がる力の両方が加わります
【間違えやすい点】
(3)と(4)は、同じアンカーボルトについて「両方」と「のみ」の違いです。地震の揺れは横方向だけでなく、機器を転倒させようとする力も生むので、引き抜き力の検討は欠かせません。
出典:令和4年度第一種電気工事士学科試験 問33(一般財団法人 電気技術者試験センター 公表)出典元ページ
最終更新日
「一般問題」のほかの問題
- 令和5年度 第32問③に示すケーブルラックの施工に関する記述として,誤っているものは。
- 令和6年度上期(出題例) 第38問「電気工事士法」において,電圧600 V 以下で使用する自家用電気工作物に係る電気工事の
- 令和7年度上期(出題例) 第4問図のような交流回路において,抵抗R=10 Ω,誘導性リアクタンスXL=10 Ω,容量性リ
- 令和7年度下期 第10問定格出力22 kW,極数4 の三相誘導電動機が電源周波数60 Hz,滑り5 %で運転され
- 令和8年度上期(出題例) 第16問図は,ボイラの水の循環方式のうち,自然循環ボイラの構成図である。図中の①,②及び③の組合
- 令和5年度 第22問写真に示す機器の名称は。
スポンサーリンク


