図のようなアーク溶接作業での感電において,人体を通って流れる電流I[mA]と人体抵抗R2 にかかる電圧V[V]は。ただし…
一般問題 第1問
図のようなアーク溶接作業での感電において,人体を通って流れる電流I[mA]と人体抵抗R2 にかかる電圧V[V]は。ただし,溶接機の出力側無負荷電圧E=86 V,乾燥した状態の保護手袋や作業靴を着用しているとき,手と溶接棒間の抵抗R1=20 kΩ,人体の抵抗R2=500 Ω,足と母材間の抵抗R3=30 kΩとする。
- イI = 1.7 V = 42
- ロI = 17 V = 42
- ハI = 1.7 V = 0.85
- ニI = 17 V = 0.85
正答 ハ
正答は (3)。
【結論】
図の感電の経路は、溶接棒から手、人体、足、母材へと電流が流れる道です。三つの抵抗が直列になっています。
合成抵抗 = R1 + R2 + R3
= 20000 + 500 + 30000
= 50500[Ω]
I = 86 ÷ 50500
≒ 0.0017[A] = 1.7[mA]
V = I × R2
= 0.0017 × 500
≒ 0.85[V]
正しい組合せは(3)(ハ)です。
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【保護具の効果】
乾いた保護手袋や作業靴の抵抗(R1、R3)は、人体の抵抗R2よりずっと大きく、86Vのほとんどを受け持ちます。人体に加わる電圧は1V以下に抑えられています。手袋や靴がぬれて抵抗が下がると、人体を流れる電流は大きくなり、危険が増します。
【誤りの選択肢】
(1) I=1.7 V=42 電流は正しいものの、電圧がR2の分になっていません
(2) I=17 V=42 (4) I=17 V=0.85 電流の桁が違います。86 ÷ 50500 は約0.0017A(1.7mA)です
【間違えやすい点】
単位がmAで問われているので、Aで求めた値を1000倍します。kΩとΩが混じっている点にも注意してください。
出典:令和6年度上期(出題例)第一種電気工事士学科試験 問1(一般財団法人 電気技術者試験センター 公表)出典元ページ
最終更新日
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