再圧室に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。…
関係法令 第38問
再圧室に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
- (1)その日の再圧室の使用を開始する前に、送気設備等の作動状況について点検し、異常を認めたときは、直ちに補修し、又は取り替えなければならない。
- (2)再圧室を使用し、加圧を行うときは純酸素を使用しなければならない。
- (3)再圧室を使用するときは、出入りに必要な場合を除き、主室と副室との間の扉を閉じ、かつ、それぞれの内部の圧力を等しく保たなければならない。
- (4)再圧室を使用するときは、再圧室の操作を行う者に加圧及び減圧の状態その他異常の有無について常時監視させなければならない。
- (5)再圧室を使用したときは、その都度、加圧及び減圧の状況を記録した書類を作成しておかなければならない。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
再圧室で加圧を行うときは、純酸素を使用してはなりません。使わなければならない、というのは逆です。
理由は二つあります。一つは酸素中毒です。純酸素を高い圧力で吸わせると酸素分圧が一気に上がり、痙攣などの脳酸素中毒を招きます。もう一つは火災です。酸素の濃い空間では、わずかな火花でも激しく燃え上がります。密閉された再圧室の中で火が出れば、逃げ場がありません。
再圧室の加圧には空気を用います。治療の過程で酸素を吸わせることはありますが、それはマスクを通して行うもので、室内を純酸素で満たすこととは別です。
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ほかの選択肢はいずれも正しい記述です。
(1) その日の使用を開始する前に送気設備等の作動状況を点検し、
異常があれば直ちに補修するか取り替える
(3) 出入りに必要な場合を除き、主室と副室の間の扉を閉じ、
それぞれの内部の圧力を等しく保つ
(4) 操作を行う者に、加圧及び減圧の状態その他異常の有無を
常時監視させる
(5) 使用したときはその都度、加圧及び減圧の状況を記録した
書類を作成する
(3)の「圧力を等しく保つ」は、扉を安全に開けられるようにするためです。両側の圧力が違うと扉が押さえつけられて開かず、また急に開けば圧力差で人や物が吹き飛びます。
再圧室(高気圧作業安全衛生規則 第42条〜第46条)
設置 潜水業務を行うときは、必要な再圧室を設置するか、
利用できるよう措置を講ずる
点検 その日の使用を開始する前に、送気設備、排気設備、
通話装置、警報装置の作動状況を点検する
加圧 純酸素を使用してはならない
扉と圧力 出入りに必要な場合を除き主室と副室の間の扉を閉じ、
内部の圧力を等しく保つ
監視 操作を行う者に、加圧及び減圧の状態その他異常の有無を
常時監視させる
記録 使用の都度、加圧及び減圧の状況を記録した書類を作成し、
5 年間保存する
持ち込み 危険物その他発火・爆発のおそれのある物、
高温となって発火のおそれのある物を持ち込ませない
出典:高気圧作業安全衛生規則 第44条、第46条
出典:潜水士 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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