個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (10)
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- (1)個人年金保険(終身年金)の保険料を被保険者の性別で比較した場合、被保険者の年齢や基本年金額等の他の契約内容が同一であるとすると、被保険者が男性よりも女性のほうが保険料は高くなる。
- (2)個人年金保険(10年確定年金)の年金支払期間中に被保険者が死亡した場合、被保険者の遺族に対し、既払込保険料総額から既払年金合計額を差し引いた額が死亡給付金として支払われる。
- (3)一時払個人年金保険は、契約者、被保険者および年金受取人の関係、年金支払期間の長短などにかかわらず、個人年金保険料税制適格特約を付加することはできない。
- (4)保険会社等が変額個人年金保険の契約締結をしようとするときは、原則として、あらかじめ、顧客に対し、損失が生じるおそれがあることなどを記載した書面を交付するほか、当該契約の内容その他保険契約者等に参考となるべき情報の提供を行わなければならない。
正答 (2)
正答は (2)。これが不適切です。
確定年金は、年金支払期間中に被保険者(年金受取人)が死亡しても、残りの期間の年金は遺族(後継の年金受取人)に支払われます。年金を受け取り続けるか、残りの期間の年金の現価を一時金で受け取るかを選ぶ形が一般的で、「既払込保険料総額から既払年金合計額を差し引いた額」が死亡給付金として支払われるわけではありません。
【ほかの選択肢】
(1) 適切。終身年金は、生きている限り年金が支払われるので、平均余命が長い女性のほうが受取総額が多くなる見込みで、同じ条件なら女性のほうが保険料は高くなります。
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(3) 適切。個人年金保険料税制適格特約の要件の1つは、保険料の払込期間が10年以上であることなので、一時払の個人年金保険には付加できません。
(4) 適切。変額個人年金保険などの特定保険契約は、金融商品取引法の行為規制が準用され、契約締結前に、損失が生じるおそれがあることなどを記載した書面(契約締結前交付書面)を交付しなければなりません。保険業法上の情報提供義務もあります。
【年金の種類】
確定年金:生死に関係なく一定期間支払われる
有期年金:一定期間、生存している間だけ支払われる
終身年金:生存している間、一生支払われる(保証期間付きなら、保証期間中は生死に関係なく支払われる)
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2020年9月 (10)出典元ページ
最終更新日
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