景気動向指数に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (16)
景気動向指数に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- (1)景気動向指数のDI(ディフュージョン・インデックス)は、主として景気拡張の動きの各経済部門への波及度合いを測定することを目的としており、基準年の2015年を100として、3カ月以上連続して、3カ月後方移動平均が下降していれば、景気後退の可能性が高いと判断される。
- (2)日本銀行が公表するマネーストック統計は、金融機関および中央政府以外の経済主体が保有する通貨量の残高を集計した統計であり、最も容易に決済手段として用いることができる現金通貨と預金通貨から構成される「M1」が景気動向指数の先行系列に採用されている。
- (3)先行系列には、東証株価指数、実質機械受注(製造業)、新設住宅着工床面積など、11系列が採用されている。
- (4)厚生労働省が公表する有効求人倍率(除学卒)は先行系列に採用され、総務省が公表する完全失業率は遅行系列に採用されている。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切です。
景気動向指数の先行系列は11系列です。東証株価指数(TOPIX)、実質機械受注(製造業)、新設住宅着工床面積、新規求人数(除学卒)、消費者態度指数などが採用されています。
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。2015年を100とする指数で表すのはCI(コンポジット・インデックス)です。DIは、採用系列のうち3カ月前と比べて改善した系列の割合(%)を示すもので、景気の各経済部門への波及度合いを測ります。DIは一致指数が50%を上回るか下回るかで景気の局面を判断します。
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(2) 誤り。マネーストック統計は、金融機関・中央政府以外の経済主体(一般法人・個人・地方公共団体など)が保有する通貨量の残高の統計ですが、景気動向指数の先行系列に採用されているのはM2(前年同月比)です。
(4) 誤り。有効求人倍率(除学卒)は一致系列です。完全失業率が遅行系列である点は記述のとおりです。
【CIとDIの使い分け】
CI 景気変動の大きさやテンポ(量感)を測る。現在の公表の中心
DI 景気の波及度合い(方向性)を測る
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2022年5月 (16)出典元ページ
最終更新日
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