事業主が同一でない複数の事業所において雇用される労働者に係る労働保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (3)
事業主が同一でない複数の事業所において雇用される労働者に係る労働保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- (1)1つの事業所の業務上の負荷(労働時間やストレス等)で労災認定できない場合であっても、複数の事業所の業務上の負荷を総合的に評価して労災認定できる場合、労働者災害補償保険から保険給付が行われる。
- (2)複数の事業所で雇用される労働者が、そのうち1つの事業所において業務上の事由により負傷した場合、労働者災害補償保険の給付基礎日額は、当該労働者を雇用する事業所ごとに算定した給付基礎日額に相当する額を合算した額を基礎として算定される。
- (3)2つの事業所で雇用される65歳以上の労働者において、各事業所では1週間の所定労働時間は5時間以上20時間未満であるが、2つの事業所の1週間の所定労働時間を合計すると20時間以上となる場合、所定の要件を満たせば、雇用保険の高年齢被保険者となることができる。
- (4)2つの事業所に雇用されることで雇用保険の加入要件を満たし、雇用保険の高年齢被保険者となった65歳以上の労働者は、そのうち1つの事業所を離職しても、他方の事業所を離職するまでは、高年齢被保険者の資格を喪失しない。
正答 (4)
正答は (4)。これが不適切です。
2022年1月から始まった雇用保険マルチジョブホルダー制度では、2つの事業所の所定労働時間を合計して要件を満たした人が、本人の申出により高年齢被保険者(マルチ高年齢被保険者)になります。2つの事業所のうち1つを離職すると、合計の所定労働時間が要件を満たさなくなるので、その時点で資格を喪失します。「他方を離職するまで資格を喪失しない」は誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) 適切。2020年9月から、複数の事業所で働く労働者は、すべての勤務先の業務上の負荷(労働時間やストレスなど)を総合的に評価して労災認定するようになりました(複数業務要因災害)。
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) 適切。複数事業労働者の給付基礎日額は、すべての事業所の賃金をもとにした給付基礎日額に相当する額を合算して算定します。
(3) 適切。65歳以上で、2つの事業所の1週間の所定労働時間がそれぞれ5時間以上20時間未満、合計して20時間以上であり、それぞれの事業所で31日以上の雇用が見込まれるなどの要件を満たせば、本人の申出により高年齢被保険者になれます。
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2022年9月 (3)出典元ページ
最終更新日
「学科 基礎編」のほかの問題
- 2019年1月 (3)厚生年金保険の被保険者に支給される老齢厚生年金に関する次の記述のうち、最も適切なものはど
- 2020年1月 (37)建築基準法に規定する建築物の高さの制限に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 2021年9月 (24)わが国の預金保険制度に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 2023年5月 (4)厚生年金保険の被保険者に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 2024年5月 (32)消費税の適格請求書等保存方式(インボイス制度)に関する次の記述のうち、最も不適切なものは
- 2025年9月 (16)米国の経済指標等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
スポンサーリンク

