各種債券の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (17)
各種債券の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- (1)他社株転換可能債(EB)は、満期償還前の判定日に債券の発行者とは異なる会社の株式(対象株式)の株価が発行時に決められた価格を下回ると、金銭での償還ではなく、対象株式が交付される債券であり、投資家が償還方法を任意に選択することはできない。
- (2)早期償還条項が付いている株価指数連動債(リンク債)は、参照する株価指数の変動によって満期償還日よりも前に償還されることがあるが、償還金額が額面金額を下回ることはない。
- (3)ストリップス債は、金利スワップを組み込むことでクーポンが市場金利と逆方向に変動するように設計された債券であり、市場金利が上昇すると受け取る金利が減少する。
- (4)一般に、払込みと償還が円貨で行われ、利払いが米ドル等の外貨で行われる債券はデュアルカレンシー債と呼ばれ、払込みと利払いが円貨で行われ、償還が米ドル等の外貨で行われる債券はリバース・デュアルカレンシー債と呼ばれる。
正答 (1)
正答は (1)。これが適切です。
他社株転換可能債(EB)は、償還前の判定日に、発行者とは異なる会社の株式(対象株式)の株価があらかじめ決めた価格を下回ると、金銭ではなく対象株式で償還される債券です。償還の方法は条件によって決まり、投資家が選ぶことはできません。クーポンは高めに設定されますが、株価が下がったときの損失を投資家が負う仕組みです。
【ほかの選択肢】
(2) 早期償還条項付きの株価指数連動債は、参照する株価指数が一定の水準を上回ると早期に償還されます。一方、株価指数が一定の水準(ノックイン価格)を下回ると、満期の償還金額が株価指数の下落に応じて減り、額面金額を下回ることがあります。 誤り
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(3) 記述は、市場金利が上がるとクーポンが下がるように設計されたリバース・フローター債の説明です。ストリップス債は、利付債の元本部分と利子部分を分離して、それぞれ割引債として売買できるようにしたものです。 誤り
(4) デュアルカレンシー債は、払込みと利払いが円貨で、償還が外貨で行われる債券です。払込みと償還が円貨で、利払いが外貨で行われる債券がリバース・デュアルカレンシー債です。記述は2つの説明が逆になっています。 誤り
【仕組債の見分け方】
EB 対象株式の株価で償還方法が決まる
リンク債 参照する指数で償還金額・償還時期が決まる
デュアルカレンシー債 償還が外貨(為替リスクは償還時)
リバース・デュアルカレンシー債 利払いが外貨(為替リスクは利払い時)
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2023年9月 (17)出典元ページ
最終更新日
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