ポートフォリオ理論に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。…
金融資産運用 (28)
ポートフォリオ理論に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- (1)ポートフォリオの期待収益率は、ポートフォリオに組み入れた各資産の期待収益率を組入比率で加重平均した値となる。
- (2)ポートフォリオのリスクとは、一般に、組成されたポートフォリオの損失額の大きさを示すのではなく、そのポートフォリオの期待収益率からのばらつきの度合いをいう。
- (3)異なる2資産からなるポートフォリオにおいて、2資産間の相関係数が-1である場合、ポートフォリオを組成することによる分散投資の効果(リスクの低減効果)は、最小となる。
- (4)ポートフォリオのリスクのうち、分散投資によって消去可能なリスクを、アンシステマティック・リスクという。
正答 (3)
正答は (3)。これが不適切です。
相関係数は-1から+1の値をとり、-1は2つの資産がまったく逆の値動きをすることを表します。このとき値動きが打ち消し合うため、分散投資によるリスク低減の効果は最大になります。効果が無いのは相関係数が+1のときです。
【ほかの選択肢】
(1) ポートフォリオの期待収益率は、各資産の期待収益率を組入比率で加重平均した値です。 適切
(2) ポートフォリオのリスクは、損失額の大きさではなく、期待収益率からのばらつきの度合い(標準偏差)で表します。 適切
(4) 分散投資で消せるリスクはアンシステマティック・リスク(非市場リスク)、消せないリスクはシステマティック・リスク(市場リスク)です。 適切
【相関係数と分散効果】
+1 効果なし
1未満 効果あり(小さいほど大きい)
-1 効果が最大
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級学科試験 2025年5月 (28)出典元ページ
最終更新日
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