管理区域設定のための外部放射線の測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
ガンマ線による透過写真の撮影の作業に関する知識 第5問
管理区域設定のための外部放射線の測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)測定点には、壁などの構造物によって区切られた境界の近辺の箇所を含むようにする。
- (2)測定点の高さは、作業床面上約1mの位置とする。
- (3)測定は、あらかじめ計算により求めた線量率の低い箇所から逐次高い箇所へと行っていく。
- (4)あらかじめバックグラウンド値を調査しておき、これを測定値から差し引いた値を測定結果とする。
- (5)測定器は、エネルギー依存性が小さく、方向依存性が大きいものを使用する。
正答 (5)
正答は (5)。これが誤りです。
測定器は、エネルギー依存性も方向依存性も小さいものを使用します。「方向依存性が大きいもの」では困ります。
【二つの依存性】
エネルギー依存性 放射線のエネルギーによって指示値が変わる
方向依存性 放射線の入る向きによって指示値が変わる
どちらも小さいほうが良い性質です。管理区域の境界では、散乱線があらゆる方向から来るので、向きによって指示が変わる測定器では正しく測れません。
【ほかの選択肢】
(1) 測定点には、壁などの構造物によって区切られた境界の近辺の
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箇所を含むようにする 正しい
(2) 測定点の高さは、作業床面上約1mの位置とする 正しい
(3) 測定は、線量率の低い箇所から逐次高い箇所へ行っていく
正しい
(4) あらかじめバックグラウンド値を調査しておき、これを測定値
から差し引いた値を測定結果とする 正しい
【低いところから測るわけ】
いきなり高い線量率の場所へ入れば、測定者が被ばくする
低いところから順に近づき、様子を見ながら進むのが安全なやり方です。測定器の振り切れも防げます。
【測定点の高さ】
作業床面上約1m
人の体の中心あたりの高さです。
【バックグラウンド】
自然放射線など、もともとある線量
これを差し引かなければ、装置による被ばくが実際より多く見えます。管理区域の設定は、装置からの寄与で判断します。
【境界の近辺を測るわけ】
管理区域の境目を決めるための測定
壁の向こう側がどうなっているかを確かめなければ、どこまでを管理区域にすればよいかが決まりません。
出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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