圧気工法における作業気圧を計算する際に、一般に使用される土質係数に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
圧気工法 第7問
圧気工法における作業気圧を計算する際に、一般に使用される土質係数に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)圧気工法における作業気圧P(MPa)と、地下水面から刃先先端までの深さH(m)及び土質係数mの関係は、計算式P=0.1×m×(H+1.0)で表される。
- (2)周辺が攪乱されにくいニューマチックケーソンでは、攪乱されやすいものの場合より、小さな土質係数を採用する。
- (3)周辺が撹乱されやすいニューマチックケーソンでは、砂礫と玉石は、両方とも土質係数は1.0である。
- (4)シルトと細砂では、シルトの方が土質係数が小さい。
- (5)粗砂と細砂では、粗砂の方が土質係数が大きい。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
作業気圧の計算式は P = 0.01 × m ×(H + 1.0)です。係数は0.01であって、0.1ではありません。
【計算式の意味】
水深1mにつき、およそ0.01MPa(=10kPa)の水圧がかかる
→ 深さHの水圧は 0.01 × H
→ 余裕として1m分を足す(H + 1.0)
→ 土質に応じた係数 m を掛ける
【0.1では10倍になる】
たとえば H=20m、m=1.0 のとき
正しい式 0.01 × 1.0 × 21 = 0.21MPa
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誤った式 0.1 × 1.0 × 21 = 2.1MPa
2.1MPaは、大気圧の21倍。人が耐えられる圧力ではありません。桁の見当をつければ、その場で誤りと分かります。
【ほかの選択肢】
(2) 周辺が攪乱されにくいケーソンでは、攪乱されやすいものの場合より、小さな土質係数を採用する 正しい
(3) 攪乱されやすいケーソンでは、砂礫と玉石は両方とも1.0 正しい
(4) シルトと細砂では、シルトのほうが土質係数が小さい 正しい
(5) 粗砂と細砂では、粗砂のほうが土質係数が大きい正しい
【土質係数の大小】
粘土 = シルト (0.80)
↓
細砂
↓
粗砂
↓
砂礫 = 玉石 (1.0)
粒径が大きいほど大きいのが原則です。ただし粘土とシルトは同じ値を使います。
【粒径が大きいと係数が大きいわけ】
粒が粗い → すき間が大きく、空気が抜けやすい
→ 高めの圧力をかけないと水を押し戻せない
【攪乱と土質係数】
攪乱されやすい → 空気が抜けやすい → 大きな係数
攪乱されにくい → 空気が抜けにくい → 小さな係数
矩形+フリクションカットあり → 攪乱されやすい
円形+フリクションカットなし → 攪乱されにくい
出典:高圧室内作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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