感染症に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
労働衛生 第18問
感染症に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)感染が成立し、症状が現れるまでの人をキャリアといい、感染したことに気付かずに病原体をばらまく感染源になることがある。
- (2)インフルエンザウイルスにはA型、B型及びC型の三つの型があるが、流行の原因となるのは、主として、A型及びB型である。
- (3)インフルエンザ発症後のウイルスの排出期間は、一般的に7日間程度であるが、この間、排出されるウイルスの量は、解熱してもほとんど変化しない。
- (4)結核は、初期症状は風邪とよく似ているが、2週間以上続く咳や痰及び微熱や倦怠感がある。
- (5)風しんは、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症で、免疫のない女性が妊娠初期に風しんにかかると、胎児に感染し出生児が先天性風しん症候群(CRS)となる危険性がある。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
インフルエンザのウイルス排出量は、解熱するとともに減っていきます。「ほとんど変化しない」わけではありません。
熱が下がるのは、体の免疫がウイルスを抑え込みはじめたしるしです。ウイルスの量も、それにつれて減ります。ただし解熱してもしばらくは排出が続くので、出席や出勤の停止期間は解熱の後も少し取ります。
【ほかの選択肢】
(1) 症状が現れるまでの人をキャリアといい、気づか
ずに感染源になる 正しい
(2) A型、B型、C型のうち流行の原因は主にA型とB型
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正しい
(4) 結核は2週間以上続く咳や痰、微熱、倦怠感 正しい
(5) 風しんは妊娠初期にかかると先天性風しん症候群
の危険がある 正しい
【インフルエンザの型】
A型 流行の主役。ヒト以外の動物にも感染する。
変異しやすく、大流行を起こす
B型 流行の原因になる。ヒトにほぼ限られる
C型 流行の原因にはならない。症状も軽い
【感染の言葉】
不顕性感染 感染しても症状が現れない状態
キャリア 感染が成立し、症状が現れるまでの人
(保菌者)
日和見感染 健康なら害のない菌が、抵抗力の落ちた
人に病気を起こすこと
キャリアは、本人に自覚がないまま病原体をまき散らすことがあります。だから感染対策では、症状のある人だけを見ていては足りません。
【感染経路】
接触感染 手や物を介して。ノロウイルスなど
飛沫感染 咳やくしゃみのしぶき。インフルエンザ、
風しんなど
空気感染 飛沫核が空中を漂う。結核、麻しん、
水痘(飛沫核感染)
【結核】
初期の症状は風邪によく似ています。違いは長さで、2週間以上咳や痰が続くのが手がかりです。空気感染
するので、感染が分かれば陰圧室などの対応が要ります。
【風しん】
発熱、発疹、リンパ節の腫れが三つの特徴です。免疫のない女性が妊娠初期にかかると、胎児に感染して先天性
風しん症候群を起こすことがあります。難聴、心疾患、白内障などが現れます。
出典:第二種衛生管理者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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