事務室における必要換気量Q(㎥/h)を算出する式として、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。…
労働衛生 第13問
事務室における必要換気量Q(㎥/h)を算出する式として、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。ただし、AからDは次のとおりとする。A 室内二酸化炭素濃度の測定値(ppm)B 室内二酸化炭素基準濃度(ppm)C 外気の二酸化炭素濃度(ppm)D 在室者全員が1時間に呼出する二酸化炭素量(㎥/h)
- (1)Q ={ D /(A - B)}× 100
- (2)Q ={ D /(A - C)}× 100
- (3)Q ={ D /(B - C)}× 100
- (4)Q ={ D /(A - B)}× 1,000,000
- (5)Q ={ D /(B - C)}× 1,000,000
正答 (5)
正答は (5)。
Q = { D ÷(B − C)} × 1,000,000
【式の組み立て】
必要換気量 = 在室者が出す二酸化炭素の量
÷(室内の基準濃度 − 外気の濃度)
濃度の単位は百万分率(ppm)で与えられています。そのままでは割れないので、100万分の1に直す必要があります。式のうえでは、割った結果に1,000,000を掛ける形になります。
【分母を間違えない】
正しい B(基準濃度) − C(外気濃度)
誤り A(測定値) − B(基準濃度)
解説の続きをみる続きを閉じる
求めているのは「これだけ換気すれば基準を保てる」という量です。いまの測定値(A)は関係ありません。基準として許せる濃度と、外から入ってくる濃度の差が、室内で増やしてよい余地になります。
【100倍と100万倍】
ppm(百万分率) → 1,000,000を掛ける
%(百分率) → 100を掛ける
選択肢に100を掛けるものが並んでいるのは、単位を%と取り違えるのを待ち受けているからです。百万分率なら100万倍です。
【数字を入れると】
基準濃度1,000ppm、外気400ppm、呼出量0.018㎥/hの人が20人
D = 0.018 × 20 = 0.36
Q = 0.36 ÷(1,000 − 400)× 1,000,000
= 0.36 ÷ 600 × 1,000,000 = 600㎥/h
【覚えておく数字】
室内の二酸化炭素濃度 1,000ppm以下
外気の二酸化炭素濃度 おおむね400ppm
1人の呼出量 おおむね0.018㎥/h
出典:第二種衛生管理者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
この問題はほかの試験・回でも出ています
「労働衛生」のほかの問題
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第13問照明等の視環境に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第11問事務室内において、空気を外気と入れ換えて二酸化炭素濃度を1,000ppm以下に保った状態
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第19問食中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第17問脳血管疾患及び虚血性心疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第15問厚生労働省の「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」に基づく健康保持増進対策に
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第13問厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」に基づく措置に関する
スポンサーリンク

