1 か月の男児。不機嫌と哺乳不良とを主訴に両親に連れられて来院した。昨夜から機嫌が悪く、約50 % 哺乳量が減少したため…

B問題 第31問

1 か月の男児。不機嫌と哺乳不良とを主訴に両親に連れられて来院した。昨夜から機嫌が悪く、約50 % 哺乳量が減少したため夜間救急外来を受診した。周産期に異常はない。意識は清明。①体温37.1 ℃。②心拍数120/分、整。③血圧80/50 mmHg。④呼吸数36/分。顔色はやや不良。大泉門は平坦。頸部にリンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は軟である。⑤毛細血管再充満時間4 秒。下線部のうち、迅速な対応を要する所見はどれか。

正答 (5)
正答は (5)。⑤の毛細血管再充満時間4秒です。 毛細血管再充満時間(CRT)は、爪床や胸骨上の皮膚を数秒押して離し、色が戻るまでの時間です。2秒を超えると末梢の循環が悪いことを示し、ショック(とくに代償性ショック)の早い徴候です。顔色の不良や哺乳不良と合わせて、敗血症などによる循環不全を考え、迅速に対応します。生後1か月の発熱・哺乳不良は重い細菌感染症の可能性があり、注意が必要です。 【ほかの選択肢】生後1か月の正常範囲です。 (1) ①体温37.1 ℃  発熱とはいえない (2) ②心拍数120/分  乳児の正常範囲
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(3) ③血圧80/50 mmHg  正常範囲 (4) ④呼吸数36/分  乳児の正常範囲(多呼吸ではない) 【小児の評価のこつ】 小児は血圧が下がるのが遅く、血圧が保たれていてもショックのことがあります。CRT、皮膚の色・温度、意識、尿量で早く 見つけます。

出典:2024年(令和6年) 医師国家試験 問31(厚生労働省 公表)出典元ページ

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