5 歳の男児。発熱と耳痛を主訴に両親に連れられて来院した。2 日前から鼻水があった。昨日から左耳痛と発熱が出現したため外…
E問題 第29問
5 歳の男児。発熱と耳痛を主訴に両親に連れられて来院した。2 日前から鼻水があった。昨日から左耳痛と発熱が出現したため外来受診した。体温37.5 ℃。左の鼓膜所見(別冊No. 2)を別に示す。適切な治療はどれか。
- (1)耳洗浄
- (2)耳管通気
- (3)抗菌薬投与
- (4)鼓室形成術
- (5)鼓膜チューブ挿入術
正答 (3)
正答は (3)。抗菌薬投与です。
かぜ(鼻水)に続いて、耳痛と発熱が出た5歳の男児です。鼓膜所見では、鼓膜が赤く腫れ、外側へ膨らんでいます(発赤と膨隆)。鼓膜の奥(中耳)に膿がたまった急性中耳炎です。鼓膜の発赤・膨隆がはっきりしているので、抗菌薬(アモキシシリンなど)を投与します。軽症であれば、抗菌薬を使わずに数日経過をみることもあります。
【ほかの選択肢】
(1) 耳洗浄 誤り 外耳道の耳垢や外耳炎の処置です
(2) 耳管通気 誤り
滲出性中耳炎で耳管から中耳へ空気を送る処置で、急性炎症のときは行いません
解説の続きをみる続きを閉じる
(4) 鼓室形成術 誤り 慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎の手術です
(5) 鼓膜チューブ挿入術 誤り
長く治らない滲出性中耳炎や、繰り返す急性中耳炎に行います
【あわせて】
痛みや膨隆が強いとき、重症のときには、鼓膜切開で排膿することもあります。
原因菌は肺炎球菌とインフルエンザ菌が多いとされます。
出典:2024年(令和6年) 医師国家試験 問29(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「E問題」のほかの問題
- 2025年(令和7年) 第50問17 歳の男子。胸痛を主訴に来院した。
- 2025年(令和7年) 第8問ある患者の採血結果で、血清K 値が7.0 mEq/L であると検査室から連絡があった。血
- 2025年(令和7年) 第16問小脳機能の評価に用いないのはどれか。
- 2025年(令和7年) 第24問ある患者の処方箋(別冊No. 3)を別に示す。この患者が1 日に服用する錠剤の個数はどれ
- 2025年(令和7年) 第32問49 歳の男性。健康診断で初めて高血圧を指摘され来院した。普段から味の濃い食べ物を好み、
- 2025年(令和7年) 第40問48 歳の女性。腰痛と両下肢痛を主訴に来院した。昨日の朝、ごみ出しをした後から腰痛が出現
スポンサーリンク


