21 歳の女性。2 週間前からの鼻漏、鼻閉およびくしゃみを主訴に来院した。3年前の春から鼻漏、鼻閉およびくしゃみを自覚し…
A問題 第43問
21 歳の女性。2 週間前からの鼻漏、鼻閉およびくしゃみを主訴に来院した。3年前の春から鼻漏、鼻閉およびくしゃみを自覚していた。自宅近くの診療所で抗ヒスタミン薬が処方されていた。症状は一時改善したが、3 月初旬から症状が悪化した。両側鼻粘膜は腫脹しており、水様性鼻汁を認めた。鼻汁好酸球検査は陽性。今の症状をできるだけ早く改善したいと訴えている。治療で適切なのはどれか。
- (1)抗菌薬内服
- (2)減感作療法
- (3)免疫抑制薬内服
- (4)鼻内レーザー手術
- (5)副腎皮質ステロイド点鼻
正答 (5)
正答は (5)。副腎皮質ステロイド点鼻です。
春先に毎年くり返す水様性鼻漏・鼻閉・くしゃみ、鼻粘膜の腫脹、鼻汁好酸球陽性で、季節性アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)です。抗ヒスタミン薬だけでは症状が抑えられず、花粉の飛散が多い時期に悪化しています。
鼻噴霧用ステロイド薬は、くしゃみ・鼻漏・鼻閉のいずれにも効き、効果の出るのが比較的早く、全身への副作用が少ない薬です。症状の強い時期に、抗ヒスタミン薬に加えて使います。
【ほかの選択肢】
(1) 抗菌薬内服 細菌感染ではない 誤り
(2) 減感作療法(アレルゲン免疫療法) 体質の改善をめざす治療で、効果が出るまで長い期間がかかる。スギの舌下免疫療法は花粉の飛散期には開始しない 誤り
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(3) 免疫抑制薬内服 アレルギー性鼻炎には使わない 誤り
(4) 鼻内レーザー手術 下鼻甲介の粘膜を焼いて反応を減らす治療で、花粉の飛散前に行う。すぐ効くことを求める今の場面では選ばない 誤り
出典:2024年(令和6年) 医師国家試験 問43(厚生労働省 公表)出典元ページ
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