妊娠7 週の腹腔鏡所見(別冊No. 1)を別に示す。この疾患と最も関係がある病原体はどれか。…
A問題 第11問
妊娠7 週の腹腔鏡所見(別冊No. 1)を別に示す。この疾患と最も関係がある病原体はどれか。
- (1)Chlamydia pneumoniae
- (2)Chlamydia trachomatis
- (3)Gardnerella vaginalis
- (4)Treponema pallidum
- (5)Trichomonas vaginalis
正答 (2)
正答は (2)。Chlamydia trachomatisです。
【画像の見方】
腹腔鏡像(別冊No. 1)では、子宮・右卵管・右卵巣は形が保たれていますが、左卵管が紫色に大きく腫れています。
ダグラス窩には血液がたまっています。妊娠7週であり、左卵管妊娠(異所性妊娠)と考えます。
異所性妊娠の最大の危険因子は、卵管の炎症の既往です。クラミジア・トラコマチスによる子宮頸管炎が上行して卵管炎・骨盤内炎症性疾患を起こすと、卵管の内腔が狭くなったり線毛の働きが落ちたりして、受精卵が子宮まで運ばれにくくなります。クラミジア感染は症状が乏しく、気づかれないまま卵管を傷めることが多いのが問題です。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) Chlamydia pneumoniae 肺炎・気管支炎の原因 違う
(3) Gardnerella vaginalis 細菌性腟症に関係 違う
(4) Treponema pallidum 梅毒の原因 違う
(5) Trichomonas vaginalis 腟トリコモナス症 違う
【異所性妊娠のほかの危険因子】
異所性妊娠の既往、卵管の手術、生殖補助医療、子宮内避妊具
(装着中に妊娠した場合)、喫煙などが挙げられます。
出典:2025年(令和7年) 医師国家試験 問11(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「A問題」のほかの問題
- 2024年(令和6年) 第11問腹圧性尿失禁の原因はどれか。
- 2024年(令和6年) 第23問52 歳の女性。尿管結石症を繰り返すことを主訴に来院した。5 年前から高血圧症で内服加療
- 2024年(令和6年) 第35問71 歳の男性。肝炎ウイルス検診で「現在、C 型肝炎ウイルスに感染している可能性が極めて
- 2024年(令和6年) 第47問68 歳の男性。就寝中の行動を心配した妻に伴われて来院した。週に数回、就寝後1 時間半ほ
- 2024年(令和6年) 第59問62 歳の女性。出血斑を主訴に来院した。数か月前から四肢の出血斑に気付いた。最近、前胸部
- 2024年(令和6年) 第71問75 歳の女性。大腸癌術後から経口摂取が困難で、中心静脈栄養を行なっている。術後10 日
スポンサーリンク


