次のうち,Aさんが不安に思っている駐車場収入の管理について,訪問介護事業所のサービス提供責任者がAさんに提案する制度とし…
総合問題 第117問
〔事例〕Aさん(85 歳,女性,要介護1)は,B住居型有料老人ホームで暮らしている。子どもはなく,親族もいない。Aさんは現在,外部の事業所から訪問介護サービスを週2 回利用している。Aさんは駐車場を経営していて,毎月その収入がある。最近,C訪問介護員(ホームヘルパー)は,Aさんの居室内の冷蔵庫の中に同じ食材がたくさん入っていることが多く,気になっていた。ある日,C訪問介護員(ホームヘルパー)がAさんに尋ねると,「近所のスーパーに買い物に行くのが楽しみだが,冷蔵庫の中に何があるのか忘れてしまい,同じものばかり買ってしまう」と答えた。また,「今は,毎月振り込まれる駐車場収入の管理ができているが,今後管理できなくなることが不安だ」と話した。その後,Aさんは,初期のアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)の診断を受けた。次のうち,Aさんが不安に思っている駐車場収入の管理について,訪問介護事業所のサービス提供責任者がAさんに提案する制度として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
- (1)成年後見制度
- (2)生活保護制度
- (3)老齢年金制度
- (4)継続雇用制度
- (5)後期高齢者医療制度
正答 (1)
正答は (1)。最も適切なのはこれです。
Aさんは、今は駐車場の収入を管理できていますが、初期のアルツハイマー型認知症と診断され、今後管理できなくなることを不安に思っています。子どもも親族もいないため、将来、財産を管理してくれる人がいません。成年後見制度には、判断能力があるうちに、将来の支援者(任意後見人)と支援の内容を契約で決めておく任意後見制度と、判断能力が不十分になってから家庭裁判所が支援者を選ぶ法定後見制度があります。駐車場の収入を含む財産の管理の不安に応える制度として、成年後見制度を提案することが適切です。
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【ほかの選択肢】
(2) 生活保護制度 生活に困窮した人の最低限度の生活を保障する制度です。Aさんには毎月の駐車場の収入があり、財産管理の不安への対応にはなりません 誤り
(3) 老齢年金制度 高齢になったときに年金を支給する制度で、財産の管理を支援するものではありません 誤り
(4) 継続雇用制度 定年後も引き続き雇用する制度(高年齢者雇用安定法)で、Aさんの状況とは関係ありません 誤り
(5) 後期高齢者医療制度 75歳以上の人などが加入する医療保険の制度で、財産の管理とは関係ありません 誤り
出典:介護福祉士国家試験 第38回(令和7年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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