資金管理とキャッシュ・フロー管理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

管理会計論 管理会計論 問題16

資金管理とキャッシュ・フロー管理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.短期のキャッシュ・フロー管理の手法には,販売から売上債権の回収までの回転期間に,棚卸資産の購入から仕入債務の支払いまでの回転期間を加算した数値で管理する手法がある。イ.棚卸資産は販売により現金化できるので,在庫として保有する期間が長いほど資金繰りは向上する。ウ.フリー・キャッシュ・フローを借入先や株主などの資金の出し手に自由に分配できる資金と定義した場合,その金額はキャッシュ・フロー計算書の情報を用いれば,「営業活動によるキャッシュ・フロー」と「投資活動によるキャッシュ・フロー」を合計して求められる。エ.短期の債務返済能力を示す指標である流動比率は,流動資産を流動負債で除して求められる。この数値が高いほど,債務返済能力が高いと評価される。

正答 (6)
正答は (6)。フリー・キャッシュ・フローは営業CFと投資CFの合計で求められ(ウ)、流動比率は高いほど短期の返済能力が高いです(エ)。 運転資本の管理、フリー・キャッシュ・フロー、流動比率を問う問題です。 【各記述】 ア 誤り。キャッシュ・コンバージョン・サイクルは、売上債権回転期間+棚卸資産回転期間-仕入債務回転期間で求めます。仕入債務の期間は加えるのではなく差し引きます。 イ 誤り。在庫として持つ期間が長いほど、資金が棚卸資産に寝る期間が長くなり、資金繰りは悪くなります。 ウ 正しい。資金の出し手に自由に分配できる資金と定義すると、営業活動によるキャッシュ・フローに投資活動によるキャッシュ・フロー(通常はマイナス)を合計して求められます。 エ 正しい。流動比率=流動資産÷流動負債で、高いほど短期の債務返済能力が高いと評価されます。 正しいのはウとエで、(6) です。

出典:2023年(令和5年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題16(金融庁 公表)出典元ページ

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