68歳、男性、食欲不振があり最近の6週間で体重が8 kg減少し入院した。入院時身長170 cm、体重52 kg、血清アル…
午後の部 第130問
68歳、男性、食欲不振があり最近の6週間で体重が8 kg減少し入院した。入院時身長170 cm、体重52 kg、血清アルブミン値2.8 g/dLで低栄養状態と判定された。この患者の中心静脈栄養管理の方針に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- (1)エネルギー投与量を40 kcal/kg/日から開始する。
- (2)水分補給を実施する。
- (3)血清カリウム値をモニタリングする。
- (4)血清リン値をモニタリングする。
- (5)血清マグネシウム値をモニタリングする。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
この患者は、6週間で8 kg(もとの体重60 kgの約13%)も体重が減り、BMIは52÷1.7²=約18.0、血清アルブミン値は2.8 g/dLと、高度の低栄養です。このような患者に急に多くのエネルギーを与えると、リフィーディング症候群(低リン血症・低カリウム血症・低マグネシウム血症、心不全など)を起こす危険があります。エネルギーは少ない量(10〜20 kcal/kg/日程度など)から始め、様子を見ながら少しずつ増やします。40 kcal/kg/日から始めるのは誤りです。
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【ほかの選択肢】
(2) 水分補給 食欲不振で脱水がある可能性があり、水分を補う。過剰にならないよう注意する 正しい
(3) 血清カリウム値のモニタリング 糖の投与でインスリンが出ると、カリウムが細胞内に移って低カリウム血症になる 正しい
(4) 血清リン値のモニタリング リフィーディング症候群で最も特徴的なのは低リン血症 正しい
(5) 血清マグネシウム値のモニタリング マグネシウムも細胞内に移り、低くなりやすい 正しい
出典:第26回 管理栄養士国家試験 問130(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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