K病院に勤務する管理栄養士である。糖尿病と初めて診断された患者を対象に希望者を募って、月1回の糖尿病教室を開催している。…

午後の部 第196問

K病院に勤務する管理栄養士である。糖尿病と初めて診断された患者を対象に希望者を募って、月1回の糖尿病教室を開催している。教室の食事改善効果を学会で発表しようと考えている。なお、研究倫理委員会の承認を得ている。同じ月に糖尿病と診断されたが、教室に参加しなかった患者を対照群とすることにした。教室に参加した患者と同じ性・年齢の患者を抽出し、1か月後のHbA1c、BMI、食事内容の変化を比較した。この研究デザインに該当するものとして、正しいのはどれか。1つ選べ。

正答 (3)
正答は (3)。非無作為化比較試験です。 教室に参加した群(介入群)と、参加しなかった群(対照群)を比べています。対照群は性・年齢をそろえて選んでいますが、どちらの群に入るかを無作為に割り付けてはいません(参加は本人の希望)。介入群と対照群を比べ、割り付けが無作為でない研究なので、非無作為化比較試験に当たります。 【ほかの選択肢】 (1) 前後比較試験 対照群をおかず、同じ人の介入の前後だけを比べる方法 誤り (2) 無作為化比較試験 くじなどで無作為に介入群と対照群に割り付ける方法。この研究は希望者が参加しているので当たらない 誤り
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(4) 症例対照研究 病気になった人(症例)とならなかった人(対照)の過去の要因を比べる観察研究。介入はしない 誤り (5) 症例研究(ケーススタディ) 1人または少数の事例を詳しく記述する方法 誤り 【見分けるポイント】 希望者が教室に参加している点が大切です。希望して参加する人は、もともと意欲が高い可能性があり、無作為化しないとこの偏りを取り除けません。

出典:第30回 管理栄養士国家試験 問196(厚生労働省 公表)出典元ページ

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