次の記述は、図1に示す雑音電界強度測定器(妨害波測定器)について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合…
無線工学A 無線工学A A-19
次の記述は、図1に示す雑音電界強度測定器(妨害波測定器)について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお、同じ記号の[ ]内には、同じ字句が入るものとする。(1) 人工雑音などの高周波雑音の多くはパルス性雑音であり、その高周波成分が広い周波数範囲に分布しているため、同じ雑音でも測定器の[A]、直線性、検波回路の時定数等によって出力の雑音の波形が変化し、出力指示計の指示値が異なる。このため、雑音電界強度を測定するときの規格が定められている。(2) 準尖頭値は、規定の[B]を持つ直線検波器で測定された見掛け上の尖頭値であり、パルス性雑音を検波したときの出力指示計の指示値と無線通信に対する妨害度とを対応させるために用いる。(3) パルス性雑音の尖頭値は、出力指示計の指示値に比べて大きいことが多いので、測定器入力端子から直線検波器までの回路の直線動作範囲を十分広くする必要がある。このため、図2において、直線検波器の検波出力電圧が直線性から[C]〔dB〕離れるときのパルス入力電圧と、出力指示計を最大目盛りまで振らせるときのパルス入力電圧の比で過負荷係数が定義され、その値が規定されている。
- (1)A: 通過帯域幅 B: 充電及び放電時定数 C: 3
- (2)A: 通過帯域幅 B: 充電及び放電時定数 C: 1
- (3)A: 利得 B: 充電及び放電時定数 C: 3
- (4)A: 利得 B: 共振周波数及び Q C: 3
- (5)A: 利得 B: 共振周波数及び Q C: 1
正答 (2)
正答は (2)。パルス性雑音の指示は通過帯域幅などで変わり、準尖頭値は規定の充電・放電時定数の検波器で測り、過負荷係数は直線性から1dB離れる点で定めます。
パルス性の雑音は広い周波数にわたるので、測定器の通過帯域幅が違うと取り込む雑音の量が変わり、指示値が変わります。このため帯域幅などが規格で定められています。
準尖頭値検波器は、充電時定数を短く、放電時定数を長く規定した検波器で、パルスの繰り返しが多いほど高い値を示し、通信への妨害の感じ方に合わせてあります。過負荷係数は、検波出力が直線から1dBずれるときの入力と、最大目盛を振らせる入力の比です。
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【ほかの選択肢】
(3) (4) (5) パルス性雑音の出力の波形を大きく左右するのは、利得ではなく通過帯域幅です
(4) (5) 準尖頭値は共振周波数とQではなく時定数で決まります
(1) (3) (4) 直線性からのずれは3dBではなく1dBで定めます
出典:2026年(令和8年)7月期 第一級陸上無線技術士 無線工学A A-19(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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